2025年12月19日,砕氷型のヘリコプター搭載型巡視船“そうや”(PLH-01)が就役した。配備先は釧路海上保安部(第1管区)。 同船名としては南極観測船としても使われた初代,半世紀近く北海の守護神として親しまれた2代目に続く3代目で,砕氷巡視船としては平成7年(1995年)に就役した“てしお”(PM-15)以来の新造船。 時速約3ノットでの連続砕氷厚は1メートルを確保している。ヘリコプター1機を搭載し,複合型ゴムボート1隻や高速型警備救難艇1隻を装備。停船命令表示装置や30ミリ機銃や遠隔放水銃も備えている。 船体が一回り大きくなったことからOIC区画をはじめとする船橋や通路,ヘリコプター格納庫なども広く,より運用しやすくなっている(カラー56~59頁参照)。 主要目は総トン数4,200トン,全長92.4メートル,幅16.4メートル,主機ディーゼル,速力20ノット,主兵装30ミリ単装機銃1基,遠隔放水銃1基,搭載機ヘリコプター1機(シコルスキー76D中型ヘリコプター),公称船型はヘリコプター1機搭載型(砕氷型)。 (海上保安協会
10月3日,第3管区海上保安本部は,災害発生時に迅速で円滑に応急対策を実施することを目的に東京電力グループホールディングスと相互協力に関する協定を締結,赤松宏樹本部長と小早川智明代表執行役社長が協定書に署名した。 相互協力の実施事項として,三管本部は災害で孤立した地域や島嶼部への停電復旧に必要となる東京電力グループの資機材や人員の輸送を巡視船艇などで行ない,東京電力グループは災害時に3管本部の活動拠点への電源供給や施設,敷地の提供を実施することとしている。 今回の協定では,両社の管轄区域が重なる関東一都六県と山梨県,静岡県の富士川以東が対象地域となる。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
10月23日,清水海上保安部(第3管区)と名古屋税関清水税関支署,静岡県警は本年7月10日に静岡県の清水港に入港した外国貨物船の水面下に隠されていたコカイン約20キロ(末端価格5億円相当)を発見,押収したと発表した。 立ち入り検査の一環として巡視船“おきつ”(PM-36)の潜水士が船体の下側に潜り,左舷側の水面下約12メートルにある冷却用の海水などを取り入れるためのシーチェスト内部でコカインの入ったバッグを発見した。バッグの中には約1キロのコカインの塊が20個入っていた。 船長らが知らぬ間に船に運ばせて密輸を行なうパラサイト型と呼ばれる手口で,全国で2例目の摘発だという。乗組員の関与はないとみられるが,密輸を行なった者や隠した時期はわかっていない。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
巡視艇“なちかぜ”(CL-17)の進水式が墨田川造船(東京都江東区)で挙行された。 本船は“はやかぜ”型巡視艇の7番艇で,総トン数19トン,全長約18メートル,幅約4.3メートル,主機ディーゼル,速力25ノット以上の小型巡視艇である。公称船型は18メートル型。 式典では,来賓や地元の人たちが見守る中,大塚久司主計管理官が本船を“なちかぜ”と命名し支綱切断すると,ゆっくりと滑り降り,海面に船体が姿を現した。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
機動防除隊発足30周年を祝う式典が10月24日,特殊救難隊50周年が同31日に横浜市内で行なわれ,特殊救難隊の式典に金子国交相も出席した。 ともに海保で専門技術を極めた特殊部隊で,機動防除隊は流出油や有害物質の除去に関する化学的,法的な知識をもとに助言などを行なう専門部隊で,特殊救難隊は火災船や転覆船などの高度な海難救助を担当する精鋭部隊として,「救難最後の砦」とも呼ばれる。 これにあわせて日本郵便南関東支社から記念のオリジナルフレーム切手も発売された。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
10月21日,高市早苗内閣発足に伴い,国土交通大臣に自民党の金子恭之衆議院議員が就任した。自民党から国交相が就任するのは16年ぶり。 就任記者会見で金子国交相は高市首相からは防災,減災,国土強靭化のための取組み推進に加え,「我が国の領土,領海の警戒監視の適切な実施などについて指示を頂いた。」と語った。 金子氏は熊本県出身で国土交通副大臣や総務相などを歴任したほか,海上保安議員連盟会長を務めるなど海上保安行政にも精通している。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
10月1日に創設50年の節目を迎えた海上保安庁の潜水士のトップ集団である特殊救難隊は同日,新たに6人の隊員が研修を終え,横浜の第3管区海上保安本部で修了証を授与,シンボルであるオレンジ色のベレー帽と制服を貸与された。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
Showing 12 of 506 total posts