米国防安全保障協力局(DSCA:Defense Security Cooperation Agency)は4月17日に,ドイツ向けのFMS(Foreign Military Sales)輸出案件について国務省の承認が降りた,と発表した。総額は119億ドル。F127型フリゲイトに搭載するもので,主な内訳は以下のとおり。 ○ICS Mk6 Mod Xコンピュータ-本体8セットとソフトウェア ○AN/SPY-6(V)1レーダー8セット ○Mk41 VLSのベースラインⅧ8セット ○共同交戦能力(CEC)8セット ○リンク16データリンク装置,MOS(Multifunctional Information Distribution Systems on Ship)の近代化10セット ○127ミリ単装砲Mk459基 ○AN/SLQ-32(V)6電子戦システム3セット
ラインメタルのネーバル・システム部門(旧NVL)傘下,ハンブルクのブローム・ウント・フォス造船所で4月29日に,ドイツ海軍向けブラウンシュバイクBraunschweig級(K130型)バッチⅡコルベットの5番艦リューベック Lübeck が進水した。同級はラインメタルに買収される前のNVLグループが主導していたARGE K130企業連合が主契約社。2008~13年にバッチⅠの5隻が就役したのに続いて,2017年9月にバッチⅡ5隻を22億ユーロ(23億9,000万ドル)で受注して建造を進めている。5隻の艦名は,ケルン Köln,エムデン Emden,カールスルーエ Karlsruhe,アウグスブルク Augsburg,それと殿のリューベック。(Rheinmetall 2026/4/29) SOCARENAMで4月2日に,ベルギー海軍向けカストルCastor級沿岸哨戒艇の3番艇ヴェガVega(P-903)が進水した。1番艇カストル(P-901)は2014年7
サーブのオーストラリア現地法人サーブ・オーストラリアは,オーストラリア海軍のホバートHobart級駆逐艦を対象とするアップグレード改修で使用する新システムの試験施設(Hobart Australian Interface Reference Site)を,SCSCC(Sovereign Combat Systems Collaboration Centre)内に開設した。 サーブはオーストラリア海軍向けの戦闘システム構築に際して,BAEシステムズならびにロッキード・マーチンと組んで“Combat Systems Integration Integrated Project Team”という企業チームを構成している。 そして,サーブはオーストラリアの水上戦闘艦向けに,AusCMS(Australian Combat Management System)という指揮管制システムを開発した。そこから派生するかたちで生み出されたAI(Australian Interface)について,システム構築と試験を行なうための拠点が,今回の新施設。 AIは,イージス戦闘システムに,レーダー,電子戦
オースタルは豪オーストラリア海軍に,改ケープEvolved Cape級哨戒艇の10番艇ケープ・ホークCape Hawke(226)を納入した。計画名称はProject Sea 1445-1(ECCPB:Evolved Cape-class Patrol Boat)で,2020年5月に6隻,2022年4月に2隻,2024年2月に2隻を受注,今回の分で完納となる。改ケープ級はさらに,国境警備隊(ABF:Australian Border Force)向けの2隻を建造中。(Austal 2026/3/3)
台湾・高雄の台湾国際造船(CSBC:China Shipbuilding Corp.)で建造している国産潜水艦(IDS:Indigenous Defense Submarine)の1番艦海鯤Haikun (SS-711)が5月6日に,Mk48 Mod6 AT(Advanced Technology)長魚雷2本の実射試験を実施した。同艦が魚雷を試射したのはこれが初めて。(Naval News 2026/5/8)
○韓国のLIGディフェンス&エアロスペース(旧社名LIG Nex1)がマレーシアから,K-SAAM(Korean Surface to Air Anti Missile)こと海弓(Haegung)対空ミサイル・システムを9,400万ドル(1,400億ウォン)で受注した。K-SAAMにとっては初の輸出案件で,マレーシア海軍向けLMS(Littoral Mission Ship)バッチ2に搭載する。(Naval News 2026/4/22) ○シンガポール海軍向けインヴィンシブルInvincible級潜水艦(218SG型)の3番艦イラストリアスIllustriousがドイツから現地回航されて,4月9日にシンガポールのチャンギ海軍基地に到着した。(Jane's 2026/4/13)
AUKUSピラーⅠの下,オーストラリアがアメリカから導入する計画のヴァージニアVirginia級攻撃原潜を対象とする戦闘システム・インテグレーター業務について,ロッキード・マーチンの豪現地法人,ロッキード・マーチン・オーストラリアが優先候補に選定された。(Australian Government 2026/5/15)
オーストラリアのリチャード・マールズ国防相とパット・コンロイ国防産業相が5月19日に,オーストラリア海軍のコリンズCollins級潜水艦6隻を対象とする延命改修(LOTE:Life-of-Type Extension)を開始すると発表した。最初に対象になるのはファーンコムFarncombで,5月末から作業に入る。
フィンカンティエーリ傘下のマリネット・マリーンは米海軍海洋システム軍団(NAVSEA)から,新型の小型揚陸艦,LAW(Light Amphibious Warship)改めLSM(Medium Landing Ship)のブロック1について,先行調達と設計作業に関する3,000万ドルの契約を受注した。契約期間は2027年9月までとなっている。LSMは最大で35隻を建造する計画。 なお,LSMブロック1については昨年,ルイジアナ州のボリンジャー造船所 も,先行調達と設計に関する950万ドルの契約を得ている。(DoD Contracts 2026/4/14,Fincantieri 2026/4/15)
ウルトラ・マリタイムは米海軍から,潜水艦向けの音響妨害装置ADC(Acoustic Device Countermeasures)の新型,ADC Mk6の開発契約を受注した。魚雷のシーカーが賢くなり,従来の囮を容易に出し抜いて適応・再捕捉できるようになってきているため,対抗手段側も進化させるためにMk6を開発する,との説明がなされている。 同社はこれに先立ち,現行モデルのADS Mk3と同Mk4の製作も5,960万ドルで受注している。(Naval News 2026/2/18,DoD Contracts 2026/1/28)
RTXのレイセオン部門は米海軍航空システム軍団(NAVAIR:Naval Air Systems Command)から,GPS(Global Positioning System)を利用する着艦進入支援システムAN/USN-3 JPALS(Joint Precision Approach and Landing System)の改良型,AN/USN-3(V)1の開発に関する2億623万ドルの契約を受注した。耐妨害能力を高めた,新しいMコードGPSを実装するとともに,EDM(Engineering Development Model)4セットを製作・納入する。(DoD Contracts 2026/4/28)
ノースロップ・グラマンは米海軍から,SEWIP(Surface Electronic Warfare Improvement Program)ブロックⅢことAN/SLQ-32(V)7艦載電子戦装置9セットを追加受注した。このうち1セットは空母に搭載する。今回の追加受注により,AN/SLQ-32(V)7の累計受注は29セットとなった。(Northrop Grumman 2026/3/30)
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