○6月9日に,フィリピン海軍向けスレイマンSulayman級OPVの2番艦ラジャ・ラカンドゥラRajah Lakandula(PS-21)が就役した。建造所はHD現代重工。2022年に6隻を300億ペソ(5億7,300万ドル)で発注しており,残る4隻は2028年までに完納の予定。排水量2,400トン,OTOメララの76ミリ砲スーパー・ラピッドと,アセルサンの30ミリ機銃ターレットSMASHを主兵装とする。(Naval News 2026/6/9) ○7月24日に,台湾海軍の沱江Tuo Chiang級ミサイル・コルベットの丹江Tan Chiang(PCG-627) が就役した。同級バッチ2の一番手で,3月に領収を済ませていたもの。建造所は龍徳造船。(Naval News 2026/7/26) ○ナバンティアで建造しているスペイン海軍向けS-80型潜水艦の3番艦コスメ・ガルシア Cosme Garcia(S-83)が,燃料電池式AIPであるBEST(
○6月18日にナバンティアのサン・フェルナンド造船所で,サウジアラビア海軍向けアヴァンテ2200 Avante 2200型コルベット,アル・マディーナ Al-Madinah が進水した。サウジアラビア向けのアヴァンテ2200型は,まずアル・ジュバイルAl Jubail以下の5隻を受注して2024年に完納,続いて2024年12月に3隻を追加受注しており,アル・マディーナは追加発注分の一番手,通算6隻目となる。この後はキング・ネオムKing Neomとキング・アルウラKing AlUlaが続くが,この2隻はサウジアラビア軍事産業(SAMI)とナバンティアの合弁会社のSAMIナバンティアが,現地で戦闘システムの導入を担当する。これは初回受注分5隻のうち4,5番艦で実施したのと同じ枠組み。(Navantia 2026/6/18) ○6月26日にブラジル海軍向けタマンダーレTamandaré級フリゲイトの3番艦クーニャ・モレイラCunha Moreira(F202)が進水した。2028年就役の予定。(Jane's 2026/7/1)
6月18日にチリのASMAR(Astilleros y Maestranzas de la Armada)で,チリ海軍向け新型揚陸艦の1番艦マガリャネスMagallanes(LPD-93)が進水した。起工は2022年2月27日で,引渡しは2027年の予定。2番艦ラパ・ヌイRapa Nuiの鋼材切出しは2025年8月に始まっており,2029年前半に進水,2030年引渡しの予定。排水量8,000トン級で,カナダのヴァード・マリン(Vard Marine)が設計を担当,2隻を4億1,000万ドルで発注して建造中。(Naval News 2026/6/22)
北朝鮮の南浦造船所で建造した国産水上戦闘艦チェ・ヒョンChoe Hyon(51) の就役式典が,6月23日に南浦の海軍基地で行なわれた。続く2番艦カン・ゴンKang Kon(52)は202年5月21日に清津造船所で進水したが,その際に事故を起こしており,改めて6月12日に進水をやり直して艤装中。さらに2隻を建造しているとされる。(USNI News 2026/6/24)
6月21日にコルカタで,インド海軍向け新造艦3隻の就役式典が行なわれた。それぞれのクラス名と艦名は,ニルギリNilgiri級フリゲイト(17A型)の5番艦ドゥナギリDunagiri(F36),サンダヤクSandhayak級測量艦のサンショダクSanshodhak(J24),小型対潜艦ASW SWC(Anti-Submarine Warfare Shallow-Water Craft)ことアルナラArnala級の4番艦アグレイAgray(P36)。(Jane's 2026/6/22)
6月12日にノバスコシア州ハリファックスのアーヴィン造船所で,カナダ海軍向けの新型フリゲイトCSC(Canadian Surface Combatant)ことリバー River級の1番艦フレイザーFraserの起工式が行なわれた。(Naval News 2026/6/13)
カナダ海軍のヴィクトリアVictoria級を代替する新型潜水艦調達計画のCPSP(Canadian Patrol Submarine Project)で,ドイツのTKMSとノルウェーのコングスベルクが組んで提案していた212CD型の採用が決まった。運用開始後の長期整備やインフラの新設,搭載兵装なども含めた総経費は,700億ドル(1,000億カナダ・ドル) と見積もられている。選に漏れたのは,韓国のハンファ・オーシャンが提案していたKSS-3 CPS。 212CDは,すでにドイツとノルウェーが6隻ずつの調達を決めている通常動力潜水艦。カナダは12隻を整備する計画で,2027年中に契約を締結して,2034年までに最初の4隻を納入することとしている。ただし,TKMSとの折衝が不首尾に終わった場合にハンファ・オーシャンを選択する可能性も留保している。(Kongsberg Gruppen 2026/7/6,USNI News 2026/7/8)
○ディール・ディフェンスがILAベルリン航空ショーで,ドイツ海軍のヴァーデン・ヴュルテンブルクBaden-Württemberg 級(F125型)フリゲイトにIRIS-T SLM対空ミサイル・システムを搭載した状態の模型を展示した。前檣の後方に16セルのVLSを2セット,合計32発を搭載する構成。ブラストで甲板が傷まないように,発射機の下部にはデフレクター・プレートを設置する。発射機のプロトタイプは早ければ2027年に完成,同年第2四半期に試射の見込み。(Naval News 2026/6/9) ○ネーバル・グループはオランダ国防省から,オランダ海軍向けの新型潜水艦オルカOrka4隻で使用するF21長魚雷を受注した。(Naval Group 2026/6/16) ○MBDAはユーロサトリ展示会で,MdCN(Missile de Croisière Naval)ことNCM(Naval Cruise Missile)の改良型,LCM/NCM(Land Cruise Missile/Naval Cruise
ポルトガル国防省が,ポルトガル海軍向けの次世代水上戦闘艦の調達について発表した。フィンカンティエーリがイタリア海軍向けに建造しているFREMMフリゲイトの改良型であるFREMM EVOを,ポルトガルでも3隻導入するとの趣旨。発表の時点ではイタリア政府との間で建造・調達に関する合意をまとめた段階。 なお,フィンカンティエーリは7月23日に,イタリア海軍向けFREMM EVOの2番艦で使用する鋼材の切出しを開始したが,この式典にはポルトガル軍の関係者も出席した。(Naval News 2026/7/21,同2026/7/23)
サーブ傘下のコックムスがポーランド軍の装備部門から,ポーランド海軍向けのA26型潜水艦3隻を470億クローネ(48億ドル)で受注した。搭載兵装,訓練業務,サポート業務も含めたパッケージとなり,2038年までに完納の予定。(Saab 2026/6/29)
ドイツ連邦軍の調達部門であるBAAINBw(Bundesamt für Ausrüstung, Informationstechnik und Nutzung der Bundeswehr)が7月9日に,ドイツ海軍向けの艦載型高出力レーザー兵器開発に関する契約を締結した。契約額は数億ユーロ規模で,2029年の実用化を見込む。担当はラインメタルとMBDAで構成する企業連合ARGE HEL (ARGE=Arbeitsgemeinschaft)。(Rheinmetall 2026/7/9,MBDA 2026/7/9)
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