巡視艇“なちかぜ”(CL-17)の進水式が墨田川造船(東京都江東区)で挙行された。 本船は“はやかぜ”型巡視艇の7番艇で,総トン数19トン,全長約18メートル,幅約4.3メートル,主機ディーゼル,速力25ノット以上の小型巡視艇である。公称船型は18メートル型。 式典では,来賓や地元の人たちが見守る中,大塚久司主計管理官が本船を“なちかぜ”と命名し支綱切断すると,ゆっくりと滑り降り,海面に船体が姿を現した。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
機動防除隊発足30周年を祝う式典が10月24日,特殊救難隊50周年が同31日に横浜市内で行なわれ,特殊救難隊の式典に金子国交相も出席した。 ともに海保で専門技術を極めた特殊部隊で,機動防除隊は流出油や有害物質の除去に関する化学的,法的な知識をもとに助言などを行なう専門部隊で,特殊救難隊は火災船や転覆船などの高度な海難救助を担当する精鋭部隊として,「救難最後の砦」とも呼ばれる。 これにあわせて日本郵便南関東支社から記念のオリジナルフレーム切手も発売された。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
10月21日,高市早苗内閣発足に伴い,国土交通大臣に自民党の金子恭之衆議院議員が就任した。自民党から国交相が就任するのは16年ぶり。 就任記者会見で金子国交相は高市首相からは防災,減災,国土強靭化のための取組み推進に加え,「我が国の領土,領海の警戒監視の適切な実施などについて指示を頂いた。」と語った。 金子氏は熊本県出身で国土交通副大臣や総務相などを歴任したほか,海上保安議員連盟会長を務めるなど海上保安行政にも精通している。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
10月23日,清水海上保安部(第3管区)と名古屋税関清水税関支署,静岡県警は本年7月10日に静岡県の清水港に入港した外国貨物船の水面下に隠されていたコカイン約20キロ(末端価格5億円相当)を発見,押収したと発表した。 立ち入り検査の一環として巡視船“おきつ”(PM-36)の潜水士が船体の下側に潜り,左舷側の水面下約12メートルにある冷却用の海水などを取り入れるためのシーチェスト内部でコカインの入ったバッグを発見した。バッグの中には約1キロのコカインの塊が20個入っていた。 船長らが知らぬ間に船に運ばせて密輸を行なうパラサイト型と呼ばれる手口で,全国で2例目の摘発だという。乗組員の関与はないとみられるが,密輸を行なった者や隠した時期はわかっていない。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
10月3日,第3管区海上保安本部は,災害発生時に迅速で円滑に応急対策を実施することを目的に東京電力グループホールディングスと相互協力に関する協定を締結,赤松宏樹本部長と小早川智明代表執行役社長が協定書に署名した。 相互協力の実施事項として,三管本部は災害で孤立した地域や島嶼部への停電復旧に必要となる東京電力グループの資機材や人員の輸送を巡視船艇などで行ない,東京電力グループは災害時に3管本部の活動拠点への電源供給や施設,敷地の提供を実施することとしている。 今回の協定では,両社の管轄区域が重なる関東一都六県と山梨県,静岡県の富士川以東が対象地域となる。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
10月1日に創設50年の節目を迎えた海上保安庁の潜水士のトップ集団である特殊救難隊は同日,新たに6人の隊員が研修を終え,横浜の第3管区海上保安本部で修了証を授与,シンボルであるオレンジ色のベレー帽と制服を貸与された。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
第4回世界海上保安機関長官級会合が9月10~12日にイタリア・ローマで開催され,海上保安庁からは瀬口良夫・海上保安庁長官が出席し,イタリア・コースト・ガードのカルローネ・ニコラ長官と共同議長を務めた。日本国外での開催は初めてで,イタリア・コースト・ガードの創立160周年に合わせ実現した。 初参加のデンマークやフィンランド,アフリカ連合委員会など22カ国8機関を含む99の国・地域と115の海上保安機関等の代表が集結し過去最大となった。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
第1管区海上保安本部は,砕氷能力を持ち,長く北海道のフラッグ・シップとして親しまれていた巡視船“そうや”(PLH-01)が11月12日に解役されることを発表した。 本船は昭和52年(1977年)計画で建造され同53年11月22日に就役した,海保で最も古い巡視船である。2010年に延命工事を実施していたが,老朽化が目立つことから12月19日に船名と船板を引き継いで就役する予定の新しい“そうや”(4,000総トン)と入れ替わることになった。 新“そうや”も砕氷能力を持ち,遠隔放水銃や遠隔採証装置,停船命令等表示装置などを備えている。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
尖閣諸島をはじめとする領海警備の強化や大規模・重大事案の同時発生に対応するために新造されている巡視船“ひろしま”の進水式が,三菱重工マリタイムシステムズ(岡山県玉野市)で行なわれた。 本船は令和4年度(2022年度)補正計画で整備された“みやこ”型の7番船で,全長約120メートル,幅約14メートルで,2026年の引渡しを予定している。また,建造中の同型船“ごとう”(PL-205)は10月31日に就役し長崎海上保安部に配属される。両船ともに公称船型は3,500型で主機ディーゼル,速力は25ノット以上で主兵装40ミリ単装機銃2基。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
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