第4回世界海上保安機関長官級会合が9月10~12日にイタリア・ローマで開催され,海上保安庁からは瀬口良夫・海上保安庁長官が出席し,イタリア・コースト・ガードのカルローネ・ニコラ長官と共同議長を務めた。日本国外での開催は初めてで,イタリア・コースト・ガードの創立160周年に合わせ実現した。 初参加のデンマークやフィンランド,アフリカ連合委員会など22カ国8機関を含む99の国・地域と115の海上保安機関等の代表が集結し過去最大となった。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
第1管区海上保安本部は,砕氷能力を持ち,長く北海道のフラッグ・シップとして親しまれていた巡視船“そうや”(PLH-01)が11月12日に解役されることを発表した。 本船は昭和52年(1977年)計画で建造され同53年11月22日に就役した,海保で最も古い巡視船である。2010年に延命工事を実施していたが,老朽化が目立つことから12月19日に船名と船板を引き継いで就役する予定の新しい“そうや”(4,000総トン)と入れ替わることになった。 新“そうや”も砕氷能力を持ち,遠隔放水銃や遠隔採証装置,停船命令等表示装置などを備えている。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
尖閣諸島をはじめとする領海警備の強化や大規模・重大事案の同時発生に対応するために新造されている巡視船“ひろしま”の進水式が,三菱重工マリタイムシステムズ(岡山県玉野市)で行なわれた。 本船は令和4年度(2022年度)補正計画で整備された“みやこ”型の7番船で,全長約120メートル,幅約14メートルで,2026年の引渡しを予定している。また,建造中の同型船“ごとう”(PL-205)は10月31日に就役し長崎海上保安部に配属される。両船ともに公称船型は3,500型で主機ディーゼル,速力は25ノット以上で主兵装40ミリ単装機銃2基。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
9月27日,舞鶴の海上保安学校(第8管区)の卒業式が挙行され,石破茂首相と古川康副国交相が出席した。 石破首相は学生隊の行進展示を視閲後に卒業式で式辞を述べ,卒業生たちと記念撮影を行なった。現役の首相が海上保安学校の卒業式に出席するのは安倍晋三氏以来6年ぶり2人目となる。(役職は当日のもの)(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
海上自衛隊は,9月29日,塩釜沖で,海上保安庁との共同訓練を実施した。参加部隊は海上自衛隊が第15護衛隊,護衛艦“しらぬい”,海上保安庁が:第2管区海上保安本部,巡視艇“まつしま”“うみぎり”,MH968回転翼機。訓練項目は①総合的な対処・連携強化に係る訓練として,情報共有訓練,護衛艦と巡視船の運動要領等に関する訓練,②重要施設等に向かう不審船を想定した,共同追跡・監視訓練,停船措置訓練。
10月1日に創設50年の節目を迎えた海上保安庁の潜水士のトップ集団である特殊救難隊は同日,新たに6人の隊員が研修を終え,横浜の第3管区海上保安本部で修了証を授与,シンボルであるオレンジ色のベレー帽と制服を貸与された。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
第3管区海上保安本部は8月27日,日本体育大学の学生87人に海上保安業務の見学・体験授業を横浜海上防災基地で実施した。 体験授業は2020年に締結した「日本体育大学と海上保安庁第三管区海上保安本部との包括連携協定」に基づくもので,海上保安業務についての説明後,巡視船“いず”(PL-31)や特殊救難隊の訓練などを見学し,救命胴衣を着用して訓練用プールで波と風のある状況を体験した。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
海上保安庁と気象庁は8月29日,黒潮の大蛇行が今年4月に終息したと発表した。大蛇行の期間は1965年以降では,1975年8月から80年3月までの4年8カ月を上回る最長の7年9カ月となった。 気象庁が5月に終息の兆しがあると発表後,測量船「平洋」(HL-11)と「光洋」(HL-12)が紀伊半島沖で5月31日~6月1日に行なった観測で,黒潮の流れがもっとも強い「流軸」は東経136度上では北緯33度,東経137度上では北緯32度30分付近にあり,大蛇行となる「東経136~140度の間で,黒潮が北緯32度より南に大きく蛇行した状態」にはあてはまらなかった。 また,気象庁の観測でも4月以降,潮岬で黒潮が接岸する傾向が確認されず,向こう1カ月は一時的な蛇行は予想されるものの,大蛇行が見られない状態が継続する可能性が高いと予測している。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
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