ジェネラル・ダイナミクス傘下のナショナル・スチール&シップビルディン グ(NASSCO)で建造している,T-AO(X)ことジョン・ルイスJohn Lewis級給油 艦の5番艦ルーシー・ストーンLucy Stone T-AO-209が,試験航海を完了し た。(General Dynamics NASSCO 2025/11/5) また,NASSCOは同級11番艦(T-AO-215)と12番艦(T-AO-216)を,総額17億 ドルで追加受注した。最初の6隻(T-AO-205~210),続いて3隻(T-AO-211 ~213)を受注した後,2024年に8隻(T-AO-214~211)の契約を締結してお り,そのうちの一部。(General
ハンチントン・インガルス(HII)のニューポート・ニューズ造船所で建造 したヴァージニアVirginia級攻撃原潜の25番艦マサチューセッツ Massachusetts SSN-798が試験航海を完了,11月21日に納入の運びとなった。 同艦は2026年の春に,ボストン・ハーバーで就役式典を挙行する予定。 一方,ジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート(GDEB)で 建造している同級26番艦アイダホIdaho SSN-799は,機関や潜航に関連する試 験を実施するアルファ・トライアルと,潜航・騒音に関する試験を実施するブ ラヴォー・トライアルを実施,完了した。この後は官側の領収試験に駒を進め る。(US Navy 2025/11/21,HII 2025/11/21,GDEB 2025/11/13)
ジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート(GDEB)は,ディ ストリクト・オブ・コロンビアDistrict of Columbia級戦略原潜のうち3~7 番艦(SSBN-828~832)の5隻を対象とする先行調達・先行建造について,作 業追加に伴う修正契約を22億8,329万ドルで受注した。 また,ハンチントン・インガルス(HII)のニューポート・ニューズ造船所 で製作していた同級1番艦(SSBN-826)の前部船殼セクションが完成。11月18 日に,最終組立を担当するGDEBに向けて,バージに載せて送り出された。他の セクションも製作が進んでおり,年内には接合・最終組立が始まる見込みとな っている。(DoD Contracts 2025/11/17,USNI News 2025/11/20)
ジョン・フェラン米海軍長官は11月25日に,FFG(X)ことコンステレーション Constellation級フリゲイトの計画中止を発表した。すでに フィンカンティエ ーリ・マリネット・マリーンで建造工程が走っている1番艦コンステレーショ ンFFG-62と2番艦コングレスCongress FFG-63は,造船所の業務を維持する観 点から建造を継続するが,続く4隻は建造を中止する。 FFG(X)計画は大幅なスケジュール遅延に見舞われており,現時点で1番艦の 工程進捗率は12パーセントに留まっている。それを受けて,より迅速な艦艇建 造が必要との観点から中止を決めたもの。並行して,装備調達システムの見直 しを進めていると説明されている。しかし発表の時点で,具体的な代案に関す る言及はなされていない。(USNI News 2025/11/25)
11月15日にフロリダ州のパナマ・シティで,インディペンデンス Independence級沿海域戦闘艦の殿艦ピ ーアPierre LCS-38の就役式典が行な われた。また,フリーダムFreedom級の殿艦クリーブランドCleveland LCS-31 が,11月16日に米海軍に引き渡された。同艦の就役式典は2026年に挙行する予 定で,その後はフロリダ州メイポートを母港とする。 このクリーブランドの就役をもって,当初よりも縮小されたLCS計画は完結 することになる。ただし,すでに初期建造艦の一部が退役しているため,全艦 が同時に在籍することはなかった。(US Navy 2025/11/15,Stars and Stripes 2025/11/28)
○フィンランドのマリン・アルテックが,オランダ海兵隊向けの新型揚陸艇 LAC(Littoral Assault Craft)を建造することになった。現用の揚陸艇LCVP の後継となるもので,オランダ海兵隊の最新ドクトリンに適合させるほか,現 行ならびに将来の揚陸艦に対応できる設計とする。(Naval News 2025/10/16) ○9月末に,ギリシアのニコス・デンディアス国防相と,海軍参謀総長のディ ミトリオス・エレフセリオス・カタラス中将がイタリアを訪問。イタリアのグ イド・クロゼット国防相ならびに海軍参謀総長のエンリコ・クレデンディーノ 大将と会談した。議題は,FREMM(Fregata Europea Multi-Missione)フリゲ イトの調達。この時には,確定2隻,オプション2隻の発注を目論んでいると されたが,その後に両国の間で,まず2隻の輸出に関する予備的合意がまとま り,調印が実現した。(Naval News
インドネシアとトルコで,国産の高速戦闘艇を建造する作業が進んでいる。 インドネシアのPTテスコ・インドマリティムで国内建造した60メートル級高 速戦闘艇ブゥラティBelati(622)が,10月24日に就役した。船体はアルミ製 で,排水量500トン,全長62メートル,幅9メートル。推進器にプロペラとウ ォータージェットを併用しており,最大速力30ノット。乗組員62名。ロケット サン製のアトマカSSMを4発と,レオナルド製の遠隔操作式40ミリ機銃マーリ ン40などを搭載する。(Naval News 2025/10/25) 一方,トルコでは10月27日にイスタンブールのSTM造船所で,トルコ海軍向 け高速戦闘艇の1番艇を起工した。こちらはアトマカSSMのほか76ミリ砲を搭 載する。排水量700トン,全長68メートル,幅9.34メートル,主機ディーゼル 4(ウォータージェット4基)で最大速力39ノット+,巡航速力20ノット,航 続距離800浬。乗組員36名。(Naval News 2025/
シンガポールのSTエンジニアリングがベノイ造船所で建造している,シンガ ポール海軍向けの新型水上戦闘艦MRCV(Multi-Role Combat Vessel)の1番艦 ヴィクトリーVictory(88)が,10月21日に進水した。同級は1988~90年に同 型6隻が就役したヴィクトリー級コルベットの代艦として,同数の6隻を建造 する計画。 排水量8,000トン,全長150メートル,幅21メートルと,シンガポール軍艦と しては最大の規模を持つ。対空・対水上・対潜の能力に加えて,各種無人ヴィ ークルの母艦機能に重点を置く。またコンテナ8個分のスペースを持つミッシ ョン・ベイを有する。主な兵装は76ミリ砲STRALES,30ミリ機銃装備の遠隔操 作式ウェポン・ステーションMK30-C,対空ミサイルはMICAとアスター。対艦ミ サイルの機種は未確定。(ST Engineering 2025/10/21)
10月6日にヴィシャーカパトナムで,インド海軍向けの小型対潜艦ASW SWC (Anti-Submarine Warfare Shallow Water Craft)ことアルナラArnala級の2 番艦アンドロスAndrothの就役式典が挙行された。6月に就役したネームシッ プに続くもので,配備先は東部方面艦隊。コルカタのガーデン・リーチ造船所 で建造した。排水量1,500トン,全長77.6メートル,幅10.5メートル,吃水2.7 メートル,主機ディーゼル(ウォータージェット3基)。RBU-6000対潜ロケッ ト発射機1基,3連装短魚雷発射管2基,30ミリ遠隔操作式機銃1基,12.7ミ リ遠隔操作式機銃2基を装備する。(Naval News 2025/10/9)
HD現代重工の関係者が,ハンチントン・インガルスのインガルス造船所を3 日間にわたって訪問,造船技術や建造プロセスに関して意見を交換した。両社 は今年4月に,艦艇建造・造修の分野で協業の機会を追求するという趣旨の了 解覚書に調印している。(HII 2025/10/20)
ハンファ・オーシャンの巨済造船所で10月22日に,韓国海軍向けKSS-3バッ チ2潜水艦の1番艦チャン・ヨンシルJang Yeong-silが進水した。MTU 12V4000 U83ディーゼルを発電用機関とする通常動力だが,鉛蓄電池をリチウム・イオ ン蓄電池に変更,そこに燃料電池式AIPを組み合わせている。 水中排水量4,000トン,全長89.4メートル,幅9.7メートル,吃水7.6メート ル,水中速力20ノット。兵装は533ミリ魚雷発射管6門と,玄武IV-4弾道ミサ イル用の垂直発射筒を装備する。魚雷発射管の兵装ハンドリングはバブコック 製のWHLS(Weapon Handling and Launch System)を使用しており,長魚雷, 対艦ミサイル,機雷の搭載が可能。(Naval News 2025/10/22)
韓国を訪問したドナルド・トランプ米大統領は10月29日に,韓国とアメリカ の間で原子力機関に関する技術情報を共有することになると発言した。韓国向 けの原潜を建造する話が具体化した場合,建造はペンシルヴェニア州フィラデ ルフィアで行なうとしている。フィラデルフィアの造船所は昨年,韓国のハン ファ・オーシャンが傘下に収めている。(Breaking Defense 2025/10/29)
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