ラインメタルが9月15日に,「リュールセン・グループとの間で,NVL(Naval Vessels Lürssen,NVL B.V. & Co. KG)の買収に関する合意をまとめた」と発表した。2026年の初頭に買収完了の予定で,買収額は非公開。 ラインメタルは陸戦兵器を主体とするメーカーだが,この買収が実現すると,艦艇の分野に参入することになる。(Rheinmetall 2025/9/15)
英海軍は,BAEシステムズ傘下のマロイ・エアロノーティクスが開発したT-150クワッドコプター型無人機の一線運用を承認した。英海兵隊と英海軍の700X飛行隊が2年がかりで,開発と試験を進めてきていたもの。T-150の用途としては,武器弾薬や医薬品などの空中輸送が考えられている。ペイロードは68キロ,最大速力約100キロ,航続時間40分。 T-150は8月に来日した英空母プリンス・オブ・ウェールズPrince of Walesも搭載しており,同艦は洋上でT-150で無人空輸を試験している。(UK Defence Journal 2025/9/17)
英海軍向け31型フリゲイト搭載の戦闘システムとミッション・システムについて,メーカーのタレスが工場側の領収試験(FAT:Factory Acceptance Test)を完了したことを明らかにした。ミッション・システムのFATは4月,TACTICOS指揮管制システムを含む戦闘システムのFATは6月に完了したとのこと。(Naval News 2025/9/4)
9月22日にバロー・イン・ファーネスのBAEシステムズで,英海軍向けアステュートAstute級攻撃原潜の6番艦アガメムノンAgamemnonの就役式典が挙行された。通例では艦隊司令官が行なう就役令状の読み上げは,チャールズ3世国王によって執り行なわれた。これで同級は計画している7隻のうち6隻が出揃った。 また同日,ジョン・ヒーリー国防相を迎えて,ドレッドノートDreadnought級戦略原潜4番艦キング・ジョージ6世King George VIの鋼材切出し開始式典も行なわれた。(Royal Navy 2025/9/22,BAE Systems 2025/9/22)
ジェネラル・ダイナミクス・ミッション・システムズが米海軍から,潜水艦向けの通信ブイSTEB(Submarine Tethered Expendable Buoy)の開発・製作を9,110万ドルで受注した。実際の作業は,同社が2022年に傘下に収めたプロジェニー・システムズが担当,2030年7月に作業を完了する予定となっている。 通信ブイを使用することで,潜航中の潜水艦が現在より高速なデータ通信を行なえるようになり,よりネットワークと緊密に接続できることになると予想される。(General Dynamics Mission Systems 2025/9/25)
L3ハリス・テクノロジーズのスペース&エアボーン・システムズ部門では,米海軍のMk48 Mod8長魚雷で使用する光ファイバー誘導線を開発中。これはIPLCS(Improved Post-Launch Communications System)と称するもので,現時点では設計に関する検証作業を行なうところまで作業が進んでいる。誘導線を銅線から光ファイバーに変更することで,伝送帯域は数千倍に拡大するとしている。(L3Harris Technologies 2025/9/9)
ボリンジャー造船所が米海軍海洋システム軍団(NAVSEA)から,米海兵隊向けの小型揚陸艦LSM(Medium Landing Ship)ブロック1ことマクランMcClung級について,先行調達と設計などを949万6,103ドルで受注した。(DoW Contracts 2025/9/26)
バーレーンに前方展開していた米海軍のアヴェンジャーAvenger級掃海艦のデクストラスDextrous MCM-13が9月3日,グラディエイターGladiator MCM-11が9月4日に,それぞれ退役した。続いて9月24日にセントリー Sentry MCM-3,9月25日にデヴァステイター Devastator MCM-6も退役の運びとなった。 これら4隻は退役後,外国籍の重量物運搬船をチャーターして,バーレーンのマナマからペンシルヴェニア州フィラデルフィアの保管施設に運ばれる。このため,9月にシーリフト・オブ・デラウェア(Sealift Inc. of Delaware)に760万ドルの契約が発注された。 アヴェンジャー級の後継はインディペンデンスIndependence級沿海域戦闘艦(LCS)で,その一番手は5月に現地入りしたキャンベラCanberra LCS-30,その後にサンタ・バーバラSanta Barbara LCS-32とタルサTulsa LCS-16が続いた。4隻のLCSを配備する計画だが,4隻目がどの艦になるかは分かっていない。ただし同級については,まだ対機雷戦
9月27日にジェネラル・ダイナミクス傘下のバス鉄工所で,アーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦の76番艦ルイス H.ウィルソンJr. Louis H. Wilson Jr. DDG-126の進水・命名式が行なわれた。(US Navy 2025/9/26) 一方,ハンチントン・インガルのインガルス造船所で建造している同級78番艦のテッド・スティーブンスTed Stevens DDG-128は,建造所側の試験航海(ビルダーズ・トライアル)を完了した。フライトⅢに属し,AN/SPY-6(V)1レーダーを搭載する。(HII 2025/9/27)
ハンチントン・インガルス(HII)の次世代中型UUV(MUUV:Medium Unmanned Underwater Vehicle)REMUS 620に,タレス製の合成開口ソナー(SAS:Synthetic Aperture Sonar)SAMDIS1 600を搭載,システム・インテグレーションとフィールド試験を成功裏に実施したとの発表があった。想定用途として,機雷の捜索・識別・ソナー画像の収集や,海底インフラの保護を挙げている。(Thales 2025/9/9) また,HIIのREMUSシリーズUUVを潜水艦の魚雷発射管から発進・回収できるようにする目的で,潜水艦用の兵装ハンドリング・システム(WHLS:Weapon Handling and Launch System)を手掛けているバブコックと協業する話が決まった。(HII 2025/9/11) このほか,HIIはUSVの分野も手掛けており,モジュラー設計で人工知能(AI)を活用すると謳う新型USVのROMULUSを発表した。
MDAスペースがカナダ海軍から,ISTAR(Intelligence,Surveillance,Target Acquisition and Reconnaissance,情報収集・監視・目標捕捉・偵察)用途で使用する無人機6システムを受注した。これはカナダ海軍のハリファックスHalifax級フリゲイトに搭載するためのもので,確定発注分が2システム,3,900万ドル,さらにオプション契約分が4システムという内訳。2028年に初度運用能力(IOC:Initial Operational Capability)を達成する予定。(SpaceWar 2025/8/6) 一方,シンガポール海軍はLMV(Littoral Mission Vessel)ことインディペンデンスIndependence級に,VTOL型無人機Veloce 60(V60)の搭載を開始した。監視能力の強化が狙い。 なお,サーブとSTエンジニアリングが組んで,インディペンデンス級をベースとする小型戦闘艦をエストニアに提案すると報じられている。(Jane’s 2025/9/10)
アルゼンチン海軍で,多用途フリゲイトの調達計画が動き始めている。これは,すでに非可動状態または用途廃止になっている水上戦闘艦2隻の後継を求めているもの。候補として,デンマークで近代化改修の計画が頓挫したイーヴァル・ヒュイトフェルトIver Huitfeldt級,イタリアのマエストラーレMaestrale級,ノルウェーのフリチョフ・ナンセンFridtjof Nansen級といったあたりの名前が取り沙汰されている。 代替対象は,まずヘラクレス Hercules。これは英42型駆逐艦の同型艦を1976年に取得したものだが,2000年代に入ってからミサイル兵装を降ろすとともに格納庫を拡大して,兵員238名を載せる輸送艦に転用した。しかし現在は,機関が使えないため非可動働状態にある。 もう1隻はエロイナHéroinaで,これはMEKO 360型を導入したアルミランテ・ブラウンAlmirante Brown級4隻のうち3番艦。搭載機器の不具合で可動できなくなっている。2010年に当該機器をイギリスに送って修理しようとしたが,イギリス側が輸出許可を差し止めたために頓挫した。なお,アルミラン
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