○韓国のLIGディフェンス&エアロスペース(旧社名LIG Nex1)がマレーシアから,K-SAAM(Korean Surface to Air Anti Missile)こと海弓(Haegung)対空ミサイル・システムを9,400万ドル(1,400億ウォン)で受注した。K-SAAMにとっては初の輸出案件で,マレーシア海軍向けLMS(Littoral Mission Ship)バッチ2に搭載する。(Naval News 2026/4/22) ○シンガポール海軍向けインヴィンシブルInvincible級潜水艦(218SG型)の3番艦イラストリアスIllustriousがドイツから現地回航されて,4月9日にシンガポールのチャンギ海軍基地に到着した。(Jane's 2026/4/13)
AUKUSピラーⅠの下,オーストラリアがアメリカから導入する計画のヴァージニアVirginia級攻撃原潜を対象とする戦闘システム・インテグレーター業務について,ロッキード・マーチンの豪現地法人,ロッキード・マーチン・オーストラリアが優先候補に選定された。(Australian Government 2026/5/15)
オーストラリアのリチャード・マールズ国防相とパット・コンロイ国防産業相が5月19日に,オーストラリア海軍のコリンズCollins級潜水艦6隻を対象とする延命改修(LOTE:Life-of-Type Extension)を開始すると発表した。最初に対象になるのはファーンコムFarncombで,5月末から作業に入る。
フィンカンティエーリ傘下のマリネット・マリーンは米海軍海洋システム軍団(NAVSEA)から,新型の小型揚陸艦,LAW(Light Amphibious Warship)改めLSM(Medium Landing Ship)のブロック1について,先行調達と設計作業に関する3,000万ドルの契約を受注した。契約期間は2027年9月までとなっている。LSMは最大で35隻を建造する計画。 なお,LSMブロック1については昨年,ルイジアナ州のボリンジャー造船所 も,先行調達と設計に関する950万ドルの契約を得ている。(DoD Contracts 2026/4/14,Fincantieri 2026/4/15)
ウルトラ・マリタイムは米海軍から,潜水艦向けの音響妨害装置ADC(Acoustic Device Countermeasures)の新型,ADC Mk6の開発契約を受注した。魚雷のシーカーが賢くなり,従来の囮を容易に出し抜いて適応・再捕捉できるようになってきているため,対抗手段側も進化させるためにMk6を開発する,との説明がなされている。 同社はこれに先立ち,現行モデルのADS Mk3と同Mk4の製作も5,960万ドルで受注している。(Naval News 2026/2/18,DoD Contracts 2026/1/28)
RTXのレイセオン部門は米海軍航空システム軍団(NAVAIR:Naval Air Systems Command)から,GPS(Global Positioning System)を利用する着艦進入支援システムAN/USN-3 JPALS(Joint Precision Approach and Landing System)の改良型,AN/USN-3(V)1の開発に関する2億623万ドルの契約を受注した。耐妨害能力を高めた,新しいMコードGPSを実装するとともに,EDM(Engineering Development Model)4セットを製作・納入する。(DoD Contracts 2026/4/28)
ノースロップ・グラマンは米海軍から,SEWIP(Surface Electronic Warfare Improvement Program)ブロックⅢことAN/SLQ-32(V)7艦載電子戦装置9セットを追加受注した。このうち1セットは空母に搭載する。今回の追加受注により,AN/SLQ-32(V)7の累計受注は29セットとなった。(Northrop Grumman 2026/3/30)
RTX社のレイセオン部門は米ミサイル防衛局(MDA:Missile Defense Agency)から,RIM-161C SM-3ブロックⅠB弾道弾迎撃ミサイルの実弾23発に関する修正契約を,2億6,691万ドルで受注した。これで累計受注は33億1,463万ドル,78発となる。この件について,「SM-3ブロックⅠBの生産再開にかかる経費も含む」との但し書きがあることから,いったん停止した製造を再開したものと考えられる。ブロックⅠBがこの価格であれば,最新鋭のブロックⅡAなら,もっと高価になるのは自明の理であろう。(DoD Contracts 2026/3/12)
米海軍は4月20日に,米陸軍のレーザー兵器P-HEL(Palletized-High Energy Laser)を借り受けて,2025年10月に空母の艦上で試験を実施していたことを明らかにした。これはC-UAS(Counter Unmanned Aircraft System),いわゆるドローン対策での利用を想定したもので,エアロヴァイロンメント製のLocustレーザー兵器をコンテナに組み込んで,空母ジョージ H.W.ブッシュGeorge H.W. Bush CVN-77の飛行甲板に搭載するかたちで実施した。(Jane's 2026/4/21)
ロッキード・マーチンは,MIM-104F PAC-3 MSE(Patriot Advanced Capability-3 Missile Segment Enhancement)弾道弾迎撃ミサイルとイージス戦闘システムのインテグレーション実施に関する契約を受注した。同社はすでに自己資金で,イージス・システムやMk41 VLSとPAC-3 MSEのインテグレーションに関する作業を進めてきている。 PAC-3 MSEはターミナル防衛用の直撃破壊(HTK:Hit-to-Kill)ミサイル。これをイージス艦に搭載することで,ターミナル・フェーズにおける弾道弾迎撃手段を強化できる。米海軍は2027年度予算教書において,PAC-3 MSE 405発の調達を要求している。(Lockheed Martin 2026/4/21,USNI News 2026/4/23)
米海軍は3月20日に,アラバマ州チェロキーにF4(Factory of the Future)という先進生産拠点を開設した。これから18~24カ月をかけて,フル生産体制を確立するとしている。 これは,先進生産技術を手掛ける民間企業ヘイドリアン(Hadrian)と組んで進めている案件。24億ドルの資金を投入,高度な自動化を進めた生産設備を整えて,ヴァージニアVirginia級攻撃原潜とディストリクト・オブ・コロンビアDistrict of Columbia級戦略原潜のコンポーネントを製造する計画。F4でコンポーネント製造を引き受けることで,造船所をモジュール製作に専念させる狙いがある。(US Navy 2026/3/20)
パキスタン海軍向けバーブルBabur級コルベットの2番艦カイバルKhaibar(F-282)の就役式典が,4月4日にカラチで行なわれた(引渡しは昨年12月に実現済み)。また,4月30日に中国・海南島の三亜基地で,ハンゴールHangor級(パキスタン向け改元Modified Yuan型)潜水艦の1番艦ハンゴールの就役式典が行なわれた。(Naval News 2026/4/6,2026/4/30)
Showing 12 of 1306 total posts