オランダのダーメン造船所が米海軍に,リバティLiberty級と称するUSVを納入することになった。同社が,自律制御システムを手掛けているブルー・ウォーター・オートノミーと提携して実現する。3月からルイジアナ州のコンラッド造船所で建造を開始しており,年末に1隻目を納入する予定。 全長60メートル級で,ダーメンのスタン・パトロールStan Patrol 6009をベースとする。またオランダのデルフト工科大学が特許を持ち,ダーメン・グループが独占利用できる,アクス・バウと呼ばれる船型の採用で高い航洋性を持たせる。航続距離は10,000浬,ペイロードは150トン。(Damen Group 2026/2/11)
英海軍は2月20日に,王立補助艦隊で運用していた傷病兵収容艦アーガスArgus(A135)の退役を発表した。同艦の前身はイタリアで建造したコンテナ船コンテンダー・ベザントContender Bezantで,それを英海軍が買い取って航空支援艦/航空練習艦に転用し,2009年から傷病兵収容艦に種別変更していた。(Janeʼs 2026/2/24)
イギリスの民間企業イノセアが3月7日に,用途廃止になった王立補助艦隊の給油艦ウェーブ・ルーラーWave Rulerを購入したことを明らかにした。同社はさらに,同型艦のウェーブ・ナイトWave Knightも購入する予定。これらの給油艦を用いて,同盟国海軍向けの給油支援業務を請け負う構想。(Janeʼs 2026/3/10)
エマニュエル・マクロン仏大統領は3月18日に,フランス海軍の次世代原子力空母PANGの予定艦名をフランス・リーブルFrance Libre(R92)にすると発表した。これは日本語に訳すと「自由フランス」で,「野蛮に立ち向かった男女の記憶,祖国を守るために団結して,わが国の理念を守る決意を固めた男女の記憶を込めた命名」だと説明されている。(USNI News 2026/3/18)
仏国防調達総局(DGA)がネーバル・グループに,フランス海軍向けFDI(Frégates de Défense et d’Intervention)の5番艦を発注した。予定艦名はアミラル・カバニエAmiral Cabanier。また同級2番艦アミラル・ルゾーAmiral Louzeau(D661)が5月21日に同社ロリアン造船所で進水,続いてPSIM統合マストの据え付けられた。(DGA 2026/4/2,Naval Group 2026/6/4,Altair Agencja Lotnicza 2026/5/21) フランス海軍向け新型補給艦BRF(Bâtiment Ravitailleur de Forces)ことジャック・シュバリエJacques Chevallier級の4番艦,エミール・ベルタンÉmile
イタリア海軍は,PPA(Pattugliatore Polivalente d’Altura)ことタオン・ディ・レヴェルThaon di Revel級多用途警備艦の全艦を,Full仕様にアップグレード改修する。これについて,欧州諸国の合同調達機関OCCAR(Organisation Conjointe de Coopération en matière d’ARmement)が,フィンカンティエーリならびにレオナルドとの間で,契約の見直しを決めた。契約額は3億9,200万ユーロ(5億2,100万ドル)。 対象となるのは,Light仕様で竣工した1〜3番艦で,5,7番艦とインドネシアに転売した4,6番艦の代艦は,当初からFull仕様となっている。その代艦の一番手は,5月29日に起工された。(Janeʼs 2026/4/24)
スウェーデンは,次期水上戦闘艦の調達計画について,仏ネーバル・グループが提案していたFDI(Frégates de Défense et d’Intervention)の採用を決めた。選に漏れたのは,スペインのナバンティアとイギリスのバブコック。価格は4隻で400億クローネ(42億ドル)程度となる見込みだが,最終的な金額は今後の折衝を経て決定する。(DefenseNews 2026/5/19)
オーストラリア政府は4月18日に,海上自衛隊のFFM改良型をベースとする次世代汎用フリゲイト3隻の発注契約を締結したと発表した。三菱重工が日本国内で建造して,1番艦は2029年に引き渡す予定。 計画名称はProject Sea 3000 GPF(General Purpose Frigate)。12隻の建造を計画しているが,4番艦以降の9隻については西オーストラリアのヘンダーソンで建造する構想になっている。そのためオーストラリア政府は,日本の政府や産業界と協力して作業を進めているとした。(Australian DoD 2026/4/18)
中国海軍は新たに就役した南昌Nanchang級(055型)駆逐艦9番艦の東莞Dongguan(109)と10番艦の安慶Anqing(110)を東部戦区に配備した。同級は16隻の建造が見込まれている。(USNI News 2026/3/11)
台湾海軍が,双胴型ミサイル・コルベット沱江Tuochiang級バッチ2の一番手となる譚江Tanchiang(PCG-627)を,3月11日に領収した。建造所は従来と同様に,龍徳造船の蘇澳鎮造船所。 同級は沱江(PCG-618)に続いてバッチ1を6隻建造した後に,バッチ2に移行した。両バッチは射撃指揮システムが異なり,バッチ1はタレス・ネーデルランド製STIR 1.2 EO Mk2,バッチ2はレオナルド製NA-30S Mk2を使用する。(Naval News 2026/3/16)
ブラジル海軍の新型フリゲイト,タマンダーレTamandaré(F200)が1月16日に,母港となるリオデジャネイロの海軍基地に到着した。この後,4月24日に就役式典が行なわれた。(Janeʼs 2026/3/19)
インドネシア海軍向けPPA(Pattugliatore Polivalente d’Altura)の2番艦プラブ・シリワンギPrabu Siliwangi(321)が,3月22日にインドネシアに到着した。また,イタリア上院の外交・安全保障委員会が3月24日に,2024年に退役して予備艦になっている軽空母ジュゼッペ・ガリバルディGiuseppe Garibaldiについて,インドネシアへの引渡しを承認した。(Naval News 2026/3/22,Janeʼs 2026/3/26)
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