●「ちきゅう」の掘削がギネス世界記録に認定

JAMSTEC(海洋研究開発機構)と地球深部探査船“ちきゅう”を運航管理する日本マントル・クエストは9月24日,昨年掘削で使用した総ドリルパイプ長7,906メートルが,「最も深い海洋科学掘削」としてギネス世界記録に認定されたと発表した。この掘削は昨年9~12月に国際深海科学掘削計画(IODP)の第405次研究航海「日本海溝巨大地震・津波発生過程の時空間変化の追跡」で実施されたもので,巨大地震発生後の震源断層の応力蓄積・強度回復過程解明のためのデータおよびサンプル取得,水理構造解明に向けた長期孔内温度計測システムの設置に成功。掘削は世界最長と考えられ,JAMSTECと日本マントル・クエストの技術力の証明であることからギネス世界記録に申請,9月24日認定証を授与された。

(JAMSREC)

Read more

内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃