●アラヌイの新船は2027年デビューへ

仏領ポリネシアのタヒチ島に本拠を置くポリネシア海運は先頃,アラヌイ・クルーズのブランドで運航する新造貨客船アラノアAranoaのスケジュールを発表した。2027年3月6日にデビューし,パペーテからボラボラ島,ライヴァヴァエ島などを巡る13日間のクルーズに就く。就航初年度はオーストラル諸島などを巡る18回のクルーズを予定している。中国の黄海造船で建造されており,11,000総トン,全長116メートル,船客198人規模で,島嶼部の生活航路として貨物船機能のほか,2カ所のレストラン,バー,ジム,ブティックなどクルーズ船としての設備を持つ。貨客船によるユニークなクルーズとして知られるアラヌイ・クルーズは,就航中のアラヌイ5Aranui 5(11,468総トン,全長126.1メートル,船客254人,2015年竣工)と2隻体制で事業を広げる。

(ARANUI CRUISES)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃