●シンガポールの「ワールド・レガシー」で火災

シンガポールを拠点とする洋上停泊型客船ワールド・レガシーWorld Legacyで火災が発生した。報道によれば火災は2月20日午前4時頃ラウンジで発生し,消防隊が消火・救助活動にあたったが乗組員1人が死亡,少なくとも乗客4人が負傷した。当日の乗客数は271人,乗組員は388人と伝えられている。同船は1982年に独オラウ・ラインのカーフェリー,オラウ・ブリタニアOlau Britanniaとして竣工し,複数船社を経て2015年から伊モビー・ラインのモビー・ザザMoby Zaza(22,161総トン,船客1,350人)として稼働。昨年3月に売却後,改装されて去る12月からワールド・レガシーとして就航したばかりだった。船主はシンガポール拠点のドラゴン1とされ,傘下のワールド・クルーズが運航している。洋上に停泊し,船内で飲食やショーを楽しむスタイルで,シンガポール,マレーシアからのフェリーで行き来する。画像は消防船などが接舷した事故時の同船。

(MPA OF SINGAPORE)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃