●シーニック・クルーズのラグジュアリー探検クルーズ船「シーニック・アイコン」

高級探検船を2隻運航するシーニック・クルーズは10月21日,新造船シーニック・アイコンScenic Ikonをイメージとともに発表した。26,500総トン,長さ204.8メートル,幅23.8メートルで,ポーラークラス6(PC6)の耐氷船体を持ち,船客定員は270名。34~250平方メートルのベランダ付きスイート135室を設け,15のダイニングやラウンジ,2機のエアバスヘリコプター,トリトンAVA潜水艇,ゾディアックなどを備える。設計建造はシーニック・グループのMKMヨット社が担い,提携するクロアチアの3マイ造船所(旧ウリヤニク造船所)で工事を行なう。同所ではシーニック・エクリプスScenic Eclipse姉妹が建造された。すでに2025年5月に起工式を終えており,27年末引渡し,テストと慣熟訓練後の28年4月,ヴェネチア発のクルーズでデビュー予定。

(SCENIC CRUISES)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃