●ステナの新しい「C-フレクサー」RORO船デザイン

スウェーデンのステナRoRoは1月28日,将来対応型の次世代RORO船「C-フレクサー」2隻(+オプション4隻)を,中国の招商工業威海船廠に発注したと発表した。ステナRoRoが伊ナオス・シップ&ボートデザインと協力して開発したもので,柔軟性と将来性を兼ね備えたRORO船として世界市場に提供する。基本仕様は約15,000重量トン,全長200メートル,幅31メートル,吃水7.5メートル,速力21ノットで,3デッキと4デッキのバージョンによりレーン長が3,400メートル,4,750メートルと異なる。主機にはマルチ燃料エンジンとバッテリーのハイブリッド・システムを採用,段階的に「グリーン化」でき,最終的に完全バッテリー推進も可能とされる。最初の2隻は2029年3月と6月に引き渡され,オプションはその後3カ月ごとに納入される。ステナRoRoと招商威海船廠は,2016年に「E-フレクサー」型フェリー4隻を発注して以来10年に及ぶ提携関係にあり,これまでに同タイプを12隻と「ステナ・ニューマックス」型RORO船2隻が竣工した。

(STENA RORO)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃