●チュニジア・フェリーの次世代型デザイン

チュニジア国営のチュニジア・フェリー(COTUNAV)の新型フェリーの概要が1月に公表された。デンマークに本拠を置くOSKデザインが設計を手がけた次世代型カーフェリーで,全長210メートル,航海速力24ノット,船客3,000人,乗用車730台・トラック170台積載の規模となる。推進装置にはディーゼル/メタノール二元燃料発電機とアジマス・スラスターを採用し,港湾内でのゼロエミッションのためバッテリー・パックも搭載する。建造先は公開入札で決めるという。チュニジア・フェリーはチュニジアの首都チュニスとマルセイユ,ジェノヴァなどにカーフェリー,RORO船を運航している。

(OSK DESIGN)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃