●ハパク・ロイドがジムを買収へ

ドイツの海運大手ハパク・ロイドは2月16日,イスラエルのコンテナ船社ジムを買収することで合意したと発表した。ハパクはジムの全株式を35ドル/1株で取得し,買収総額は約42億ドル(約6,300億円)となる見通し。これによりハパク船隊は400隻を超え,船腹量が237.8万TEUから308.3万TEUとなり,年間輸送能力は1,800万TEU超となる。コンテナ船社ランク世界5位を確固とし,6位のオーシャンネットワークエクスプレス(ONE。210.8万TEU)に差を付け,4位のCOSCO(359.2万TEU)に近づく。買収はジム株主の承認や規制当局の認可を経て,今年後半の完了を見込んでいる。

(HAPAQ-LLOYD)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃