●ハートランドフェリー新造船

ハートランドフェリー(稚内市)は2月26日,稚内〜利尻島/礼文島航路に新造カーフェリーを投入すると発表した。内海造船で建造し,2027年早春の就航を目指す。2003年就航のボレアース宗谷(3,578総トン,船客500人,トラック21台・乗用車55台積載)を代替する。新船は2019年就航のアマポーラ宗谷(4,265総トン)と同型だが,車両デッキの船尾天井部を閉囲して船体傾斜時の海水流入を防ぐ構造を採用し,国交省が定める「甲板が二層ある船舶」の要件を満たすことで計算上トン数が減少するため約2,000総トン型となる。船内のコンセプトは「未来を担う子供たちが社会の真ん中に」の想いから「こどもまんなかシップ」とし,キッズルームを中央に配置するほか,タイプ別個室の新設によるプライベート空間の重視などで快適性を高める。

(ハートランドフェリー)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃