●プリンセス・クルーズの「スター・プリンセス」試運転完了

米プリンセス・クルーズは8月13日,スフィア・クラス2番船のスター・プリンセスStar Princessが試運転を無事終了したと発表した。伊フィンカンティエーリ造船所モンファルコーネ工場で建造中の同船は,8月9~12日にアドリア海で試運転を実施し,操舵・航行システム,推進装置などを包括的にチェック,現在は就航に向けた最終艤装工程の最中である。10月4日からバルセロナ発の地中海クルーズでデビューする予定。177,882総トン,全長345.5メートル,幅42.5メートル,主機ディーゼル・エレクトリック,推進器アジポッド2基,船客定員4,300名。昨年竣工したサン・プリンセスSun Princessに続く同社2隻目のLNG燃料客船で,陸上電源受給設備や廃水処理システムなども備え,環境負荷低減に向けた取組みを担う。

(PRINCESS CRUISES)

Read more

内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃