●世界最大のバッテリー電気推進双胴高速カーフェリー「チャイナ・ソリージャ」試運転開始

オーストラリア,タスマニアのインキャット社は1月16日,建造中の双胴高速カーフェリー,チャイナ・ソリージャChina Zorrilla(Hull 096)が港湾トライアルを開始したと発表した。本船は南米ブケブス社から受注したLNG燃料フェリーを,両社再検討のうえ世界最大のバッテリー電気推進船に変更したもの。年内には就航しラプラタ河口を約90分で結ぶ計画。一連の航行テストでは,電気システムや船体の操縦性,制御システムなどを確認した。14,908総トン,全長129.7メートル,幅32.4メートルで,船客定員2,100名,車両搭載数乗用車225台。総重量約250トンのバッテリーを4室に分散配置し,推進器はヴァルチーラ製ウォータージェット8基を備える。

(INCAT)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃