●世界最大の自動車船「グローヴィス・リーダー」竣工

乗用車1万台以上を積載する世界最大の自動車専用船の1番船グローヴィス・リーダーGlovis Leaderが,去る4月28日,中国の広船国際造船(GSI:Guangzhou Shipyard International Co.)で竣工し,韓国HMM(旧現代商船)に引き渡された。現代自動車グループの物流企業現代グローヴィスが用船する。1万台超を積載可能な自動車船は世界で初めて。102,588総トン,30,191重量トン,全長230.0メートル,幅40.0メートル,吃水10.5メートル,主機Everllence B&W 8S60ME-C10-GI-coEGR 型二元燃料ディーゼル1基,出力19,920kW(27,083馬力),航海速力19ノットで,車両デッキ14層(うち可動式5層)を備え,最大積載数は10,800CEU(Car Equivalent Units:標準車換算積載単位)に及ぶ。LNG 燃料のほか陸電供給設備も備え,GHG 排出削減に貢献する。同型シリーズ船が18隻発注されており,28年までに全船完成の予定。

(HYUNDAI GLOVIS)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃