●両備グループの新客船は「SEFU」

岡山の両備グループは11月10日,新造クルーズ客船の船名を「SEFU」(せふ)と発表した。同社では,「“SE”は瀬戸内を“FU”は風を表し,“SEFU”という名前には,時に穏やかに寄り添い,時に人々の歩みを進めてきた“風”への思いを込め,豊かさと変化をもたらす瀬戸内の風をまとって“SEFU”は日本各地へ新たな物語を届ける」と船名に込めた想いを説明。合わせて運航会社Rヨット(東京都港区)のブランドロゴを採用したファンネル・マークも公表した。SEFUは同グループの新規事業として2024年1月に設立したRヨットが運航を担う日本初のヨットスタイル客船となり,2027年夏の就航を予定している。建造所はポルトガルのウェスト・シー造船所で,2023年12月に契約を締結。9,000~10,000総トン,全長110~120メートル,幅約19メートル,吃水約4.7メートル,予定客室60室,船客約120人,乗組員約100人,航海速力約15ノット,航行区域は遠洋国際。

(両備グループ)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃