●中国の常石造船舟山でメタノール燃料コンテナ船竣工

常石造船は2月12日,中国の常石集団(舟山)造船有限公司で2月3日,メタノール二元燃料5,900TEU型コンテナ船が竣工したと発表した。本船はマースクが長期用船するマースク・フィニステレMaersk Finisterreで,56,585総トン,76,141重量トン,全長265.0メートル,幅37.6メートル,主機メタノール二元燃料型ディーゼル1基,1軸,コンテナ積載数5,915TEU。横浜から中国,韓国を経てパナマ経由メキシコ湾岸へのルートに就航した。常石造船は昨年5月,福山の常石工場でメタノール二元燃料ウルトラマックス型撒積船を,去る1月にはフィリピンのツネイシ・ヘビー・インダストリーズ(セブ)で世界初の同カムサマックス型撒積船を竣工。今回中国拠点でコンテナ船が竣工したことで,新燃料船の設計・建造ノウハウが海外拠点でも確立し,今後はグローバル体制のもと,メタノール燃料をはじめとする次世代燃料船の建造を拡大していく方針。

(常石造船)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃