●二元燃料フェリー「GNVオーロラ」引渡し

伊グランディ・ナヴィ・ヴェローチ(GNV)は1月31日,中国の広船国際造船所(GSI)で建造していた低環境負荷型カーフェリー,GNVオーロラGNV Auroraの引渡しを受けたと発表した。52,907総トン,全長218.0メートル,幅29.6メートル,最高速力25ノット,船客1,785人,貨物車両レーン長2,780メートルで,LNG二元燃料機関などを搭載して環境負荷を低減,既存船に比べ輸送貨物1個当たりのCO₂排出量を最大50パーセント削減する。2月にイタリアへ回航し,4月初旬からジェノヴァ〜パレルモ(シチリア島)航路に就航する予定。4隻発注された最終船で,本船の就航によりGNVの船隊更新第1段階は終了し, 追加発注した71,000総トン級LNG二元燃料船4隻建造の第2段階へ移行する。

(GNV)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃