●仏帆走客船「OEコリンシアン」試運転開始

仏ホテルチェーン,アコー傘下オリエント・エクスプレスの大型クルーズ帆船OEコリンシアンOE Corinthianが,去る12月中旬,試運転を開始した。来たる6月に引き渡され,7月から地中海でデビューする予定。建造所アトランティーク造船所の開発になる「ソリッドセイル」(SolidSail)を備え,帆走とエンジンのハイブリッド推進によりCO2排出を大幅に削減する。25,200総トン,全長220メートル,幅25.2メートル,深さ8.8メートル,主機LNG二元燃料ディーゼル4基(Wältsilä 6L25DF型),2軸,出力12,236馬力,船客定員110名(スイート54室)。高さ約100メートルの3本マストに設けたソリッドセイル3基は,1基当たり面積約1,500平方メートル。帆だけで最高17ノットの速力を発揮できるという。54室のスイートは広さ約43~230平方メートル(テラスを含まない)。サービスはオール・インクルーシブを導入する。中央に16.5メートルのラップ・プール,船尾にはインフィニティ・プール,マリーナを設け,レストラン&バー,カフェはスイート内ダイニングを含め14に上る。ほかに円形シアターや映画館,フィットネスなど施設は充実している。同型2番船OEオリンピアンOE Olympianもすでに建造が始まっており,2027年引渡しの予定。

(ORIENT EXPRESS)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃