●住友重機械が30年振りに練習船を受注

広島商船高等専門学校の8月21日付け官報によれば,募集していた「練習船一式」の入札を住友重機械が受注し,7月14日に56億8,000万円で契約を締結した。納入期限は2027年3月19日。同社が練習船を建造するのは1997年竣工の青雲丸(5,890総トン)以来約30年振りで,現用の広島丸(234総トン,IHI MU呉で1997年竣工)の代替船となる。新造商船事業からの撤退を発表した住友重機械は,洋上風力関連の海洋構造物や船舶などへシフトする方針だが,官公庁船はニーズに応じる構え。

(広島商船高等専門学校)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃