●帆走クルーズ船「OEコリンシアン」デビュー

仏アトランティーク造船所開発の「ソリッドセイル」を装備したOEコリンシアンOE Corinthianが,4月29日,同所で命名・引渡し式を挙行しデビューした。仏アコー・グループ傘下のオリエント・エクスプレス初の新造船で,2番船OEオリンピアンOE Olympianは来年登場の予定。本船は5月2日にサン・ナゼールを出航して地中海クルーズを実施しており,冬期はカリブ海へ移動する。26,305総トン,全長220.0メートル,幅25.2メートル,吃水5.6メートル,船客定員110名。主機にLNG二元燃料ディーゼル4基(Wältsilä 6L25DF型,総出力9,000kW)を備えるが,ソリッドセイル3基(総帆面積1,500平方メートル)のみで12ノットの速力を記録した(風速20ノットでの試運転時)。船内には45~230平方メートルのスイート54室,レストラン5カ所,シネマやマリーナも設けている。帆船としてはクラブ・メッド2Club Med 2(14,983総トン)を抜いて世界最大となった。

(CHANTIERS DE L’ATLANTIQUE)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃