●新日本海フェリーのカーフェリー「けやき」就航

新日本海フェリーと鉄道・運輸機構共有のカーフェリー“けやき”が,三菱重工下関造船所で11月11日に竣工し,同14日から舞鶴~小樽航路に就航した。三菱造船に発注された2隻の1番船で,在来の“はまなす”(16,897総トン,2004年竣工)の代船。14,157総トン,全長199.0メートル,幅25.5メートル,主機Wältsilä 14V31型ディーゼル4基,2軸,出力46,445馬力(34,160キロワット),航海速力28.3ノット,船客定員286名,車両搭載数トラック約150台,乗用車約30台。推進抵抗低減などのため垂直船首と国内フェリー初のダックテールを備えたバトックフロー船尾を採用,アンチローリング・タンクとフィン・スタビライザー併用の省エネ型減揺システムも合わせ,従来船比5パーセントの省エネを見込む。船内は3層吹抜けのエントランス,シースルーエレベーター,前部に2層吹抜けのフォワードサロンを設け,最上階には露天風呂や多様なコンテンツを鑑賞できる多目的ルームも備えた。

(三菱造船)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃