●旧「クイーン・ビートル」が「パンスター・グレイス」として再デビュー

韓国に売船されたJR九州高速船のトリマラン型旅客船クイーン・ビートルは,パンスター・クルーズがパンスター・グレイスPanstar Graceと改名し,去る11月から釜山港外の遊覧クルーズで再デビューした。通常ルートは影島(ヨンド)と五六島(オリュクト。干満により5つや6つに見える湾口の島)を巡る2時間コースで,時間帯により「釜山東海沿岸クルーズ」(11~13時),「サンセットクルーズ」(16~18時),「花火クルーズ」(19時30分~21時30分)に分かれる。乗船料は4万ウォン(約4,300円)から(花火は11万ウォンから)で,全コースでライブ演奏が付き,別料金でランチやディナーも楽しめる。2,582総トン,船客定員502人。2,500トンの大きさは韓国の遊覧船では最大規模。今後は北方の広安里(クァンアンリ)や海雲台(ヘウンデ)エリアへ運航を拡大する予定。

(PANSTAR CRUISE FERRY)

Read more

内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃