●瀬戸内海汽船のリニアジェット船名決定

瀬戸内海汽船は広島〜呉〜松山航路に投入する高速旅客船の船名を「AIVINT」(アイヴィント)と発表した。広島・呉の旧国名安芸のA,松山の旧国名伊予のIとドイツ語で風を表すVINTを組み合わせた造語で,ドイツ製推進器を採用したことからドイツ語を取り入れたという。同社創立80周年記念事業の一環として昨年7〜8月に公募され,2,174件の中から選ばれた。瀬戸内の二つの地域を繋ぐ新しい風となり,皆様に愛される船を目指したいという。AIVINTは約120総トン,全長31.5メートル,幅7.0メートル,船客99人,推進器に独フォイト社のフォイト・リニアジェットを採用した。デザインをGKデザイン総研広島が手掛け,尾道市の瀬戸内クラフトが建造し,2026年春の就航を予定する。

(瀬戸内海汽船)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃