●独TTラインの次世代ハイブリッド・フェリー中国に発注

ドイツとスウェーデンなどを結ぶフェリーを運航する独TTラインは12月22日,中国の招商局金陵船舶(南京)と新造グリーンROPAX船1隻(+オプション1隻)の建造契約を締結したと発表した。2022,23年に同所で初めて建造したLNG燃料フェリー,ニルス・ホルゲルソンNils Holgersson級2隻(56,138総トン,船客定員866名)の実績に基づくもので,技術のアップグレードと設計の最適化を図った「グリーンシップ2.0」と称する。先進的なLNGハイブリッド推進システムと陸上給電式バッテリーを搭載し,運航効率や環境性能,快適性を向上させ,キャビン・コンセプトの改良,新設計の広い屋外エリアなども導入する。長さ約240メートル,船客定員約1,000名で,TTラインではゼロエミッション戦略の強化に期待を寄せる。

(TT-LINE)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃