●造船業再生ロードマップを策定

国土交通省と内閣府は12月26日,「造船業再生ロードマップ」を策定したと発表。外航貨物船が対象で,2035年に日本の年間建造能力を2024年(900万総トン)の2倍の1,800万総トンとする目標を設定した。わが国船主の1年間の造船需要を下回る現在の状況が続けば,近い将来海上貿易に不可欠な船腹の極度な他国依存の恐れが指摘され,日本商船隊の現在の世界シェア約10パーセントを2035年に維持する前提で,日本船主の船舶建造需要予測に基づき,国内だけで必要船腹1,800万総トンの建造能力を確保するとした。このため業界の垂直・水平連携と1~3グループへの集約再編を検討し,複数事業者の一体的行動で生産能力を最大化する方針が示された。

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃