●造船海運7社が提携 海運3社はMILESへ出資

三菱造船,今治造船,ジャパン マリンユナイテッド(JMU),日本シップヤード,日本郵船,商船三井,川崎汽船の造船海運7社は12月1日,LCO2(液化CO2)輸送船や,アンモニアなどの新燃料を用いる先進的船舶の開発について,標準設計スキームを構築する覚書を締結したと発表。併せて海運3社が次世代船の開発・基本設計を手掛ける三菱重工と今治造船の合弁会社MILES(マイルズ。旧MI LNGカンパニー)へ出資することも公表された。MILES作成の基本設計を国内の他造船所が標準設計スキームとして活用し,初期設計の効率化を図る。業界の垣根を超えた連携により日本造船業の国際競争力を復活させる狙い。MILESの標準設計が業界で幅広く活用されるように,JMUと日本シップヤードも同社への出資を決定している。今後は国内造船所の参画拡大を図りつつ,事業環境に応じて対象船の拡大も検討する。

(三菱重工)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃