●造船WGの第1回会合を開催

去る2月20日,日本造船業再生に向けた検討を行なう造船ワーキンググループ(WG)の第1回会合が国土交通省で開かれた。昨年12月開催の検討会を改組し,金子国交相,小野田経済安保相が座長,長澤日本船主協会会長,檜垣日本造船工業会会長らがオブザーバー参加し,官民投資工程表の策定に向け議論。主要な製品・技術で「次世代船舶(ゼロエミッション船など)」を盛り込み,「技術開発,生産体制整備,国際ルール策定を主導し,中国,韓国に対して優位性を確立する」ことを確認した。戦略分野の分科会となる第2回は3月19日開催予定で,「修繕・国際戦略」「人材育成」「LNG運搬船建造」「連携の現状」などの各方向性をテーマとする見込み。

Read more

内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃