●2025年度輸出船契約実績

日本船舶輸出組合によれば,2025年度(2025年4月~26年3月)の輸出船契約(受注)実績は,5年振りに1,000万総トンを下回り904万総トン(前年度比16パーセント減),隻数は44隻減の191隻だった。船種別ではバルカーが150隻(38隻減),油送船20隻(増減なし),貨物船21隻(5隻減)で,その他はゼロ(24年度は漁業調査船1隻)。輸出船の通関実績は854万総トン(4パーセント増)で,通関隻数は194隻(14隻減)。今年3月末時点の手持ち工事量は605隻2,935万総トンで,2025年の年間竣工量ベースで約3.5年分に相当し,国内主要造船所が工事量を確保していることで相対的に契約獲得の緊急性が低下,受注実績減少要因となった模様。

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃