●2030年クルーズ人口100万人を目指す

日本旅行業協会(JATA),日本外航客船協会(JOPA),日本国際クルーズ協議会(JICC)は去る12月,国土交通省の「日本のクルーズ市場の持続的発展に向けた有識者検討会」が7月にまとめた日本人クルーズ人口を2030年までに100万人とする新たな目標の実現に向け,広くクルーズへの興味と関心が湧くような機運醸成を図るため,旅行会社や船社が連携して取り組むことを決めた。12月19日に開催されたJOPAのクルーズ・オブ・ザ・イヤー授賞式などで発表した。“Let’s CRUISE 1M(Million)〜100万人で行こうよ! 船旅へ〜”をキャッチフレーズに採用し,キャンペーン用のロゴマークも定めた。実施期間は2025年12月~2030年12月を予定し,100万人達成のため,クルーズの楽しさを体感してもらうことや若年層中心の新たなマーケット開拓を図る。2019年に35万人を数えた日本のクルーズ人口はコロナ禍で激減したが,2024年は22万4,000人に回復。今後5年で約5倍の大幅増を目指す

(JATA)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃