●MSCが「ワールド・クラス」を2隻追加

スイスのMSCクルーズは11月12日,21万総トン級次世代船「ワールド・クラス」2隻を仏アトランティーク造船所に追加発注したと発表した。去る5月発注の2隻に続くもので,2030,31年に引き渡され,同クラスの7,8番船となる。発注額は約35億ユーロとされる。LNGを燃料とし,高度な廃水浄化システムなど環境対応の最新設備を搭載する。1番船のMSCワールド・エウローパMSC World Europa(215,863総トン,船客5,252人)は2022年12月にデビューし,2番船MSCワールド・アメリカMSC World Americaは2025年4月就航。3番船MSCワールド・アジアMSC World Asiaが去る11月14日に進水し,2026年に就航を予定している。

(MSC CRUISES)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃