●RCGの新「ディスカヴァリー・クラス」発表

米ロイアル・カリビアン・グループ(RCG)は1月29日,仏アトランティーク造船所と新タイプのクルーズ客船建造で基本合意したことを発表した。「ディスカバリー・クラス」と称する新シリーズで,2隻の建造契約にはオプション4隻が含まれる。1番船は2029年,2番船は2032年の引渡し予定。船の詳細は明らかにされていないが,大胆な新コンセプトを導入し,フランスが誇る世界最高峰の最新技術を活用して今後数十年にわたって業界を変革していくなどとしている。

一方,RCG傘下セレブリティ・クルーズ向けには,2027年から営業運航を開始するリバー・クルーズ用に10隻を追加建造する。1月29日にオランダのチームコ造船所で行なわれた1番船セレブリティ・コンパスCelebrity Compassのスチール・カット式で公表された。デビュー・シーズンの予約は好調とされ,6分ほどで完売したという。追加発注の10隻は2031年までに竣工し,発注済みの10隻と合わせて船隊を20隻まで拡充する。

                     (RCI/CELEBRITY CRUISES)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃