●TESSシリーズ累計600隻目 TESS64 AEROLINE竣工

常石造船の海外拠点ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ(セブ)で,去る2月3日,TESSシリーズの累計600隻目となったTESS64 AEROLINE ドリック・フレイムDoric Flameが竣工し,船主のドリック・フレイム・ナビゲーション社に引き渡された。常石造船を代表するTESS(Tsuneishi Economical Standard Ship)シリーズは,標準船型を提案する新方式で,経済性と汎用性を両立して顧客の支持を獲得。TESS40から同45,52,58と徐々にバリエーションを増やし,600隻目の本船(TESS64)は,風圧抵抗を従来型比10パーセント低減した流線形船首のAEROLINE(エアロライン)型で,主機の燃焼効率を向上するFAIS(Fresh Air Intake System)などにより,TESS58に比べ燃費効率が約20パーセント向上した。35,610総トン,63,520重量トン,全長199.9メートル,幅32.26メートル,深さ18.6メートル,満載吃水13.3メートル,主機MAN B&W 6S50ME-C9.7-EGRBP 型ディーゼル1基,1軸,航海速力13.5ノット,定員25名,船籍ギリシア。

(常石造船)

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内外商船

●クルーズ船で「ハンタウイルス」発症 死者も

オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃