海上自衛隊は,2026年2月2~6日,東京(海上自衛隊幹部学校,市ヶ谷地区など)で,「自由で開かれたインド太平洋に向けた取組~不確実性の時代における海軍間の協力~」をテーマとする,第29回インド太平洋海軍大学セミナー(Indo-Pacific Naval College Seminar:IPNCS)を開催した。参加者は海軍大学等の海軍大佐級の教官,研究者またはこれに相当する海軍軍人で,参加国はアメリカ,イタリア,インド,インドネシア,イギリス,オーストラリア,カナダ,カンボジア,シンガポール,スリランカ,タイ,韓国,チリ,トンガ,ニュージーランド,パプア・ニューギニア,フィジー,フィリピン,フランス,ブルネイ,ベトナム,ペルーおよびマレーシア。 中国に対しては案内を行なったが回答がなく,不参加となっている。なお,セッションの一部では民間事業者のAI同時通訳サービスも使用されている。このような取組は本セミナーでは初となる。
海上自衛隊は,2026年2月1~10日,伊勢湾で,令和7年度機雷戦訓練(伊勢湾)および掃海特別訓練(日米共同訓練)を実施した。参加部隊は,海上自衛隊が掃海隊群司令池内出海将補を訓練統制官に,艦艇15隻(掃海母艦1隻,掃海艦2隻,掃海艇12隻),航空機1機(MCH-101掃海・輸送ヘリコプター),水中処分員(横須賀,舞鶴,大湊,沖縄水中処分隊),米海軍が第5機動水中処分隊派遣隊長を訓練統制官に,水中処分員,UUV操作員等(第5機動水中処分隊)。目的は,①海上自衛隊の機雷戦能力の向上,②米海軍との相互運用性の向上で,主要訓練項目は機雷戦(機雷敷設,機雷掃海,機雷掃討および水中処分)。
海上自衛隊は,2026年1月19日~3月2日の日程で,令和7年度米国派遣訓練(護衛艦)として,護衛艦“てるづき”をハワイ諸島周辺に派遣している。派遣部隊指揮官は“てるづき”艦長角田泰基2佐,派遣人員は約200名。目的は戦術技量の向上で,訓練項目はミサイル射撃訓練。
2026年2月1日,千葉海上保安部(第3管区)の巡視艇“あわかぜ”(CL-49)が解役された。本艇は平成5年(1993年)第2次補正計画で建造された“ひめぎく”型巡視艇(公称船型20メートル型)の1隻で,横浜ヨットで建造され1994年に就役した。就役以来の実績は海難出動件数400件,救助隻数31隻,救助人数59人,犯罪の検挙件数は829件であった。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2026年2月5日,昨年10月に進水した巡視艇“なちかぜ”(CL-17)が竣工し,墨田川造船(東京都江東区)から海上保安庁へ引き渡された。本艇は“はやかぜ”型の7番艇で,令和7年度(2025年度)計画で整備された。主要目は総トン数19トン,全長18.0メートル,速力25ノット以上。公称船型は18メートル型。徳山海上保安部(第6管区)に配属される。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2026年1月30日,鹿児島航空基地(第10管区)所属の中型飛行機サーブ340“うみつばめ”2機(MA-951およびMA-952)が解役された。同機はそれぞれ平成7年度(1995年度)および同第2次補正計画で整備された固定翼機で,1997年に羽田航空基地(第3管区)に配属され,2005年に関西空港海上保安航空基地(第5管区),07年からは鹿児島航空基地で南九州を中心に領海警備だけでなく,東日本大震災や熊本地震における被害状況調査や被災者の捜索救助支援に対応し,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行した際には離島から鹿児島空港への患者輸送などの業務に従事した。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
海保は2026年の118番イメージモデルとして俳優の鈴木福さん(21)を起用した。 起用理由について瀬口良夫・長官は「幅広い世代から人気があり,日本全国のお茶の間でお馴染みの鈴木福さんと一緒に118番の認知度向上や間違い電話防止などの広報活動に努めていきたい」と説明した。 啓発ポスターやリーフレットのほか,スペシャル動画も公開して118番の認知度向上や適切な利用の推進を呼びかけていくことにしている。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2026年1月9日に横浜を出港した横浜海上保安部(第3管区)の巡視船“あきつしま”(PLH-32)は1月21日,東南アジア周辺海域の公海上で海賊行為の監視警戒や情報収集を行なうとともに,ベトナム・ダナン沖で同国の巡視船CSB4037やCSB6001と連携訓練を実施した。 また,30日には商船三井が運航するLNG船ENERGY ADVANCEが海賊船から追跡・接近を受けたとの想定での官民連携訓練が実現し,これらの活動を終えて2月2日に母港である横浜へ帰港した。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2025年に尖閣諸島周辺海域の接続水域で中国海警局の船舶が確認された日数が357日となり,最多だった24年の355日を上回り過去最多となった。 第11管区海上保安本部によると,2025年12月30日に4隻の中国海警船が確認され,24年の確認日数を上回った。 31日も3隻が接続水域から出域したものの,1隻がとどまり357日となった。また,25年の領海への侵入件数は27件で,24年の39件から減少した。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2026年度の観閲式について,瀬口良夫・海上保安庁長官は「当庁の業務をめぐるさまざまな情勢などを踏まえ,観閲式および総合展示訓練は実施しないことにした」と定例記者会見で明らかにした。 一方で「より多くの国民の皆さんに海上保安業務の重要性をご理解いただくことは重要であることから,引き続き各管区本部や部署ごとにおいて体験航海や一般公開などを行なうこととし当庁業務の理解がより効果的に促進していくように努めていく」と述べた。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2026年1月21~26日,以下のロシア機がわが国近海に飛来した。これらに対し,防衛省・自衛隊は戦闘機を緊急発信させて対応した。 ▷2026年1月21日,Tu-95爆撃機2機と戦闘機2機,Tu-95爆撃機2機,Tu-95爆撃機2機と戦闘機2機の3グループが,大陸方面から日本海に飛来した。 ▷2026年1月23日,IL-20情報収集機1機が,大陸方面から日本海に飛来した。 ▷2026年1月26日,IL-20情報収集機1機が,大陸方面からオホーツク海,太平洋,日本海に飛来した。
2026年1月20日~2月4日,わが国近海に以下の中露艦艇が出現した。 ▷2026年1月20日午前4時頃,海上自衛隊は沖縄本島の東約70キロを西進するロシア海軍のヴィシニャVishnya型情報収集艦(艦番号535)を確認した。その後,同艦は20~23日に沖縄本島の東から南東にかけての接続水域を含む海域を遊弋し,23~24日に沖縄本島の南東から久米島(沖縄県)の北西にかけての接続水域を含む海域を航行 ,25~26日に対馬海峡を北東進して日本海へ向けて航行した。これに対し,防衛省・自衛隊は,第1護衛隊所属の護衛艦“いかづち”(横須賀),第1海上補給隊所属の補給艦“ましゅう”(舞鶴),第2掃海隊所属の掃海艇“たかしま”(佐世保),第5航空群所属のP-3C哨戒機(那覇)により,警戒監視・情報収集を行なった。 ▷2026年1月24日正午頃,海上自衛隊は宮古島(沖縄県)の北東約120キロを南東進する中国海軍の東調Dongdiao型情報収集艦(艦番号791)を確認した。その後,同艦は沖縄本島と宮古島との間の海域を南東進し,太平洋に進出したことが確認されている。
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