米海軍海洋システム軍団(NAVSEA)は2月18日に,新しい小型揚陸艦LSM (Medium Landing Ship Acquisition)の建造を加速するための,建造管理者 (VCM:Vessel Construction Manager)の任命に関する提案要求書(RfP)を 発出した。これは,民間セクターの手法を活用してLSMの迅速な建造を図るの が目的だとしている。具体的には,VCMは最善の戦略策定を担当するとととも に,海軍との契約窓口となったうえで造船所とサプライヤーを管理すると説明 されている。 LSMの建造を担当する造船所は2社で,まずルイジアナ州ロックポートのボ リンジャー造船所が2025年9月に,先行調達と1番艦マクランMcClung LSM-1 の設計を950万ドルで受注済み。また,ウィスコンシン州マリネットのフィン カンティエーリ・マリネット・マリーンが4隻を建造する計画。(NAVSEA 2026/2/18)
2月13日にジェネラル・ダイナミクス傘下のナショナル・スチール&シップ ビルディング(NASSCO)で,ジョン・ルイスJohn Lewis級給油艦の8番艦ルー ス・ベイダー・ギンズバーグRuth Bader Ginsburg T-AO-212の起工式が行なわ れた。艦名は1993~2020年に連邦最高裁判所の判事を務めた人物にちなむ。ス ポンサーは,そのギンスバーグ判事の息女であるジェーン・ギンスバーグ氏が 務めた。(General Dynamics NASSCO 2026/2/13,US Navy 2026/2/13) また2月23日にオースタルUSAで,米海軍の新型航洋曳船ナバホNavajo級の 7番艦ソロモン・アトキンソンSolomon Atkinson T-ATS-12が進水した。この 時点で工程進捗率は75パーセント。このほかスピアヘッドSpearhead級遠征用 高速輸送艦の殿となるランシングLansing EPF-16が2月25日に進水した。
米海軍は2026会計年度の国防予算で,FFG(X)ことコンステレーション Constellation級の先行調達費として2億4,200万ドルを要求していた。しかし 既報のように,同級は3番艦以降の建造中止が決まっている。そのため先行調 達費も行き場を失ったかたちだが,これを新たに建造が決まったFF(X)に転用 する考えであるという。 なお,FFG(X)のうち,すでに建造工程が走っている1番艦コンステレーショ ンFFG-62と,2番艦コングレスCongress FFG-63には,この措置は影響しないと している。(USNI News 2026/2/6)
アメリカとイスラエルは2月28日から,イランに対する大規模な航空攻撃を 開始した。米軍の作戦名は“Operation Epic Fury”。 この作戦でのイラン艦艇に対する攻撃で,米中央軍(USCENTCOM)は「作戦 前にイランが保有していた11隻の艦艇すべてを撃沈または破壊した」としてい る。具体的には,コンテナ船を改造した無人機母艦シャヒド・バゲリShahid Bagheriを3月2日に破壊。さらに,バンダレ・アッバースではイラン版ESB (Expeditionary Mobile Base)ともいわれる前方基地艦マクランMakranも破 壊した。このほか,シャーバールではジャムランJamaran級コルベットを撃沈 した。なお,11隻という数が正しければ,潜水艦や小型戦闘艇は含まれないと 見るのが妥当だろう。(Naval News 2026/3/2)
試し読みはコチラ 単品でご購入はこちら <目次内容> 【表紙】 米ミサイル駆逐艦「パトリック・ギャラガー」の命名式 【カラー写真頁】 世界の主要艦艇建造造船所を見る! 写真とCGによる日本海軍の「埋もれた歴史掘り起こし」6 真珠湾攻撃時の空母 姉妹艦翔鶴型・第1期 日本海軍「樅」型駆逐艦の塗装の変遷 第5管区海上保安部における巡視船の異動 「なにわ」配属式と「せっつ」出港式 海上自衛隊航空部隊 鹿屋と厚木における初フライト 「US-2」09号機が初飛行! 試験飛行を開始 中国軍が運用を模索する新型SEP船型揚陸プラットフォームCG イスラエル海軍最新鋭潜水艦「ドラコン」の洋上公試風景 フィリピン海軍OPV「ラジャ・スレイマン」が本国へ回航! 中国海軍強襲揚陸艦部隊の訓練風景が公表 初のBRICS+諸国による共同海上訓練「Will For Peace 2026」が実施 日本の「IT安全保障」を担う NTTグループ海底ケーブル敷設船「
2026年2月1日,千葉海上保安部(第3管区)の巡視艇“あわかぜ”(CL-49)が解役された。本艇は平成5年(1993年)第2次補正計画で建造された“ひめぎく”型巡視艇(公称船型20メートル型)の1隻で,横浜ヨットで建造され1994年に就役した。就役以来の実績は海難出動件数400件,救助隻数31隻,救助人数59人,犯罪の検挙件数は829件であった。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2026年2月5日,昨年10月に進水した巡視艇“なちかぜ”(CL-17)が竣工し,墨田川造船(東京都江東区)から海上保安庁へ引き渡された。本艇は“はやかぜ”型の7番艇で,令和7年度(2025年度)計画で整備された。主要目は総トン数19トン,全長18.0メートル,速力25ノット以上。公称船型は18メートル型。徳山海上保安部(第6管区)に配属される。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2026年1月30日,鹿児島航空基地(第10管区)所属の中型飛行機サーブ340“うみつばめ”2機(MA-951およびMA-952)が解役された。同機はそれぞれ平成7年度(1995年度)および同第2次補正計画で整備された固定翼機で,1997年に羽田航空基地(第3管区)に配属され,2005年に関西空港海上保安航空基地(第5管区),07年からは鹿児島航空基地で南九州を中心に領海警備だけでなく,東日本大震災や熊本地震における被害状況調査や被災者の捜索救助支援に対応し,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行した際には離島から鹿児島空港への患者輸送などの業務に従事した。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
海保は2026年の118番イメージモデルとして俳優の鈴木福さん(21)を起用した。 起用理由について瀬口良夫・長官は「幅広い世代から人気があり,日本全国のお茶の間でお馴染みの鈴木福さんと一緒に118番の認知度向上や間違い電話防止などの広報活動に努めていきたい」と説明した。 啓発ポスターやリーフレットのほか,スペシャル動画も公開して118番の認知度向上や適切な利用の推進を呼びかけていくことにしている。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2026年1月9日に横浜を出港した横浜海上保安部(第3管区)の巡視船“あきつしま”(PLH-32)は1月21日,東南アジア周辺海域の公海上で海賊行為の監視警戒や情報収集を行なうとともに,ベトナム・ダナン沖で同国の巡視船CSB4037やCSB6001と連携訓練を実施した。 また,30日には商船三井が運航するLNG船ENERGY ADVANCEが海賊船から追跡・接近を受けたとの想定での官民連携訓練が実現し,これらの活動を終えて2月2日に母港である横浜へ帰港した。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2025年に尖閣諸島周辺海域の接続水域で中国海警局の船舶が確認された日数が357日となり,最多だった24年の355日を上回り過去最多となった。 第11管区海上保安本部によると,2025年12月30日に4隻の中国海警船が確認され,24年の確認日数を上回った。 31日も3隻が接続水域から出域したものの,1隻がとどまり357日となった。また,25年の領海への侵入件数は27件で,24年の39件から減少した。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
2026年度の観閲式について,瀬口良夫・海上保安庁長官は「当庁の業務をめぐるさまざまな情勢などを踏まえ,観閲式および総合展示訓練は実施しないことにした」と定例記者会見で明らかにした。 一方で「より多くの国民の皆さんに海上保安業務の重要性をご理解いただくことは重要であることから,引き続き各管区本部や部署ごとにおいて体験航海や一般公開などを行なうこととし当庁業務の理解がより効果的に促進していくように努めていく」と述べた。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
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