○ハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で建造したアーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦の78番艦テッド・スティーブンスTed Stevens DDG-128の領収が,2025年12月29日に実現した。AN/SPY-6(V)1レーダーを搭載するフライトⅢでは3隻目の納入実現となる。(NAVSEA 2025/12/29) ○1月10日にアラバマ州モービルのオースタルUSAで,スピアヘッドSpearhead級遠征用高速輸送艦の16番艦ランシングLansing EPF-16の命名式が行なわれた。スポンサーは,ミシガン州知事のグレチェン・ウィットナー氏と,ミシガン州の第9地区選出下院議員リサ・マクラン氏が連名で務めている。(NAVSEA 2026/1/9) ○1月27日に,サンディエゴにあるジェネラル・ダイナミクス傘下のナショナル・スチール&シップビルディング(NASSCO)で,ジョン・ルイスJohn Lewis級給油艦の10番艦ドロレス・ウェルタDolores Huerta T-AO-214の起工式が行なわれた。艦名は,労働運動の指導者,かつ人権活動家であった人
ハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で,米駆逐艦ズムウォルトZumwalt DDG-1000が1月15〜16日に,最初の建造所側の試験航海を実施した。 同艦は2023年8月から,極超音速ミサイルCPS(Conventional Prompt Strike)の搭載改修を受けている。2基ある155ミリ単装砲AGSを降ろしてCPS用のLMVLS (Large Missile Vertical Launch System)発射モジュール4基を載せると伝えられていたが,リリース写真を見ると,片方のAGSが残されている模様。 なお,同級3番艦リンドンB.ジョンソンLyndon B. Johnson DDG-1002も同様の改修を進めている。2番艦マイケル・モンサーMichael Monsoor DDG-1001は,後日改修の予定。(HII 2026/1/21,USNI News 2026/1/21)
ハンチントン・インガルス(HII)のニューポート・ニューズ造船所で建造中のジェラルドR.フォードGerald R.Ford級空母の2番艦ジョンF.ケネディJohn F. Kennedy CVN-79が,1月28日から2月4日にかけて,最初の建造所側の試験航海を実施した。なお,同艦の引渡しは2025年7月の予定だったが,遅延が生じて2027年3月にずれ込んでいる。(HII 2026/1/28)
米ノルウェージャン・クルーズ・ライン(NCL)は1月15日,伊フィンカンティエーリ造船所で建造中のノルウェージャン・オーラNorwegian Auraの概要を公表し,クルーズ販売を開始した。既存の「プリマ・クラス」3,4番船より約10パーセント大型化され,172,000総トン,全長344メ-トル,船客3,840人規模となる。大型化に伴いパブリック・エリアが一層充実し,スイート客室も30パーセントふえる。2027年5月21日にトリエステからバルセロナへの地中海8日間クルーズでデビュー後,2週間の大西洋横断クルーズでマイアミへ向かう。6月14日からマイアミを拠点にカリブ海クルーズに就く予定になっている。
ドイツで建造され,昨年12月16日に引き渡された新船ディズニー・アドヴェンチャーが,1月15日ポート・カナヴェラルに到着した。シンガポール回航の途次立ち寄ったもので,入港直前には大西洋上で僚船ディズニー・ファンタジーDisney Fantasy,ディズニー・デスティニーDisney Destinyの出迎えを受けている。27日にシンガポールに向けて出港し,キュラソー寄港後,2月2日にパナマ運河を通過。運河通航客船の最大を更新した。ロサンゼルス(2/9),東京(2/24)を経て3月初め頃シンガポール到着の見込み。208,108総トン,全長342.0メートル,幅46.4メートル,吃水9.5メートル,主機メタノール燃料ディーゼル電気推進(MAN B&W 48/60CR型ディーゼル6基,推進器アジポッド3基),航海速力22.0ノット,船客定員6,700名。
昨年10月に竣工した国内初の水素混焼エンジン搭載タグボート天歐が,去る12月24日,水素とバイオディーゼル燃料の混焼により,世界初のゼロカーボン航行に成功したと1月14日に日本財団が発表した。本船は同財団が進めるゼロエミッション船プロジェクトの一環で「水素エンジンゼロエミッション船運航コンソーシアム」(12社。代表:ジャパンハイドロ)が開発。バイオディーゼル燃料による性能確認後,水素との混焼運航を実施した。この組合せ燃料によるタグボートのゼロカーボン航行は世界初の事例。主要目は287総トン,全長38.063メートル,幅9.6メートル,深さ4.2メートル,吃水3.2メートル,主機BeH₂ydro 12DZD型水素混焼ディーゼル2基,連続最大出力3,236kW(4,400馬力),速力14.3ノット,曳航力前進最大56.0トン,後進最大50.4トン,最大搭載人員船員6名,旅客12名(3時間未満)。同コンソーシアムでは,続いて2026年度竣工予定で水素専焼エンジン搭載カーフェリーの建造に着手しており,浮体式の洋上水素ステーションの開発も行なっている。
中国ブルー・ドリーム・クルーズの運航停止が1月初めに業界紙などで報じられた。運航していたブルー・ドリーム・メロディBlue Dream Melody(藍夢之歌。42,289総トン,船客1,266人,2002年竣工,元アイーダヴィータAIDAvita)は,ベトナム・クルーズを終えた去る1月4日以降,母港としていた中国南部の北海で係船されている模様だ。同船はロシア企業に売船されたとも報じられており,極東でのクルーズ観光の発展を企図するロシア政府の支援を受けた企業が購入し,ウラジオストクを拠点に運航する可能性があるとしている。運航船社名はパシフィック・クルーズ・ロシア,船名はアストリア・ノヴァAstoria Novaとなり,改装後,春頃にも就航予定とされる。
米プリンセス・クルーズは1月26日,ダイヤモンド・プリンセスDiamond Princess(115,906総トン,船客2,706人,2004年竣工)に新しくスペシャリティ・レストラン2カ所をオープンしたと発表した。デッキ7に江戸前寿司を専門とする大桑誠シェフ監修の“マコト・オーシャン”を設け,「海(Kai)寿司バイ・マコト」の名称でオープン,デッキ5には船上で最高のステーキハウスの一つとして評価の高い「クラウン・グリル」を設けた。2月にスタートする日本クルーズでも利用できる。
108泊のワールド・クルーズに向け1月11日にサウサンプトンを出航したキュナード・ラインのクイーン・メリー2Queen Mary 2が,同月25日,初めてパナマ運河を通航した。このあとロサンゼルス経由シドニー方面へ向かった。149,215総トン,船客定員2,691名。
探検クルーズの老舗,米リンドブラッド・エクスペディションが探検クルーズ開始から60周年を迎えた。1966年1月23日に創業者のラース・エリック・リンドブラッドが旅行者による初の南極大陸探検隊を率いたのが始まりで,翌年にはガラパゴス諸島へ初の民間探検隊を率いた。2004年にはナショナル・ジオグラフィックと提携し,ナショナル・ジオグラフィック-リンドブラッド・エクスペディションのブランドで探検旅行を手掛けている。60周年を記念して予約割引キャンペーンを2月9日まで実施した。
チュニジア国営のチュニジア・フェリー(COTUNAV)の新型フェリーの概要が1月に公表された。デンマークに本拠を置くOSKデザインが設計を手がけた次世代型カーフェリーで,全長210メートル,航海速力24ノット,船客3,000人,乗用車730台・トラック170台積載の規模となる。推進装置にはディーゼル/メタノール二元燃料発電機とアジマス・スラスターを採用し,港湾内でのゼロエミッションのためバッテリー・パックも搭載する。建造先は公開入札で決めるという。チュニジア・フェリーはチュニジアの首都チュニスとマルセイユ,ジェノヴァなどにカーフェリー,RORO船を運航している。
商船三井クルーズは1月22日,三井オーシャンフジの「南洋の楽園クルーズ」を発表した。2027年2月3日〜3月21日の47日間ロング・クルーズで,横浜を出港し,サイパン,チューク環礁(ミクロネシア。旧トラック),ケアンズ(豪),ポート・ヴィラ(バヌアツ),ラウトカ(フィジー),アピア(サモア),モーレア,パペーテ,ライアテア,ボラボラ(以上仏領ポリネシア),パゴパゴ(米領サモア),マジュロ(マーシャル諸島),グアムを巡り横浜に帰着する。料金は2名1室利用で1人331万2,000円から。早割料金や区間コース設定もある。
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