令和6年度末の3月17日付けで,“やまぎり”が護衛艦から練習艦に再度種別変更され,艦番号もDD-152から以前の練習艦時代のTV-3515に改められた。またこれに伴い配属先が,護衛艦隊第11護衛隊(横須賀)から練習艦隊第1練習隊(呉)に変更された。
海上自衛隊は,7月30日~8月1日,9月3日,9月9日,令和7年度海上自衛隊演習(図上演習〈日米共同演習〉)を行なう。場所は海上作戦センターおよび演習参加部隊等の所在地。参加部隊等は自衛艦隊,各地方隊,システム通信隊群,海上自衛隊補給本部など。主要演練項目は各種作戦および各事案への対応要領。
10月3~14日,砕氷艦“しらせ”は以下の日程で,令和7年度総合訓練を行なった。▷名古屋(3~6日),▷神戸(10~12日),横須賀(14日)。主要訓練項目は①各種部署訓練,②航空機発着艦訓練,③観測関係者の艦上訓練支援(海洋観測訓練支援)。
6月30日~9月4日,海上自衛隊は各国と以下の訓練を実施している。 ▷米ウクライナ共催多国間演習(シーブリーズ2025),6月30日~7月11日,英ポートランド周辺海域で実施。海自参加部隊は掃海隊群司令部(水中処分員など9名),海幕(潜水医官1名),主要訓練項目は水中処分訓練,潜水訓練。 ▷日マーシャル共同訓練,7月7~11日,マーシャルのマジュロおよび同周辺海域で実施。参加部隊は海自がIPD25派遣立入検査隊,マーシャル海上警察が海上警察職員。訓練項目は立入検査訓練および舟艇整備訓練。 ▷対潜特別訓練(日米共同訓練),7月11~12日,房総沖で実施。参加部隊は海自が潜水艦,SH-60K哨戒ヘリコプター,米海軍が潜水艦。訓練項目は対潜戦訓練,PHOTOEX。 ▷日メキシコ親善訓練,7月15日,メキシコのアカプルコ沖で実施。参加部隊は海自が練習艦“かしま”“しまかぜ”,メキシコ海軍が哨戒艦1隻。訓練項目は戦術運動,通信訓練およびPHOTOEX。なお“かしま”と“しまかぜ”は,7月11~
7月30日,防衛省は,これまで陸海空自衛隊が,中央行事として持ち回りで行なってきた観閲式,観艦式および航空観閲式について,今後当面の間,中止すると発表した。令和7年度は,観艦式の開催が予定されていたが,防衛省は今年初め頃からその中止を検討していたとされる。中谷防衛大臣は,8月1日の会見で,こうした行事には非常に多くの人員を必要とし,また警戒監視等の各種任務にも影響を及ぼす恐れがあることから中止に至ったと述べた。
8月12日,英空母プリンス・オブ・ウェールズPrince of Walesを中心とする空母打撃群が横須賀等に来航した。英空母の来日は令和3年9月のクイーン・エリザベスQueen Elizabeth以来。
8月5日,日本政府とオーストラリア政府は,豪海軍が計画中の次期汎用フリゲイト(次期FF)に,わが国の4,800トン型護衛艦(新型FFM)ベース案が選定されたと発表した。わが国からの完成品の装備品移転は,フィリピンへの警戒管制レーダーに引き続き2例目となる。新型FFMは,ライバルの独MEKO A200型ベース案とともに,豪次期FFの最終候補として残され,これまでわが国はその受注競争に取り組んできた。豪政府は今回の発表に先立つ8月4日の内閣国家安全保障委員会(NSC)で日本案の採用を決定し,同日深夜にマールズ副首相兼国防相から中谷防衛大臣に電話会談のかたちで意向が伝えられていた。 豪政府は急速に退役化が進むアンザックAnzac級フリゲイトの代替として,最大100億豪ドル(約9,500億円)規模で, 11隻の次期FFの整備を計画しており,今後は最終的な価格等について,三菱重工と年内の契約締結を目指して交渉が進められる。計画が順調に進めば,豪次期FFは最初の3隻が日本国内で,残りが豪西部パースのヘンダーソン造船所でそれぞれ建造され,豪海軍への1番艦の引渡しは令和11年(2029年)が予定され
第3管区海上保安本部は8月27日,日本体育大学の学生87人に海上保安業務の見学・体験授業を横浜海上防災基地で実施した。 体験授業は2020年に締結した「日本体育大学と海上保安庁第三管区海上保安本部との包括連携協定」に基づくもので,海上保安業務についての説明後,巡視船“いず”(PL-31)や特殊救難隊の訓練などを見学し,救命胴衣を着用して訓練用プールで波と風のある状況を体験した。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
海上保安庁と気象庁は8月29日,黒潮の大蛇行が今年4月に終息したと発表した。大蛇行の期間は1965年以降では,1975年8月から80年3月までの4年8カ月を上回る最長の7年9カ月となった。 気象庁が5月に終息の兆しがあると発表後,測量船「平洋」(HL-11)と「光洋」(HL-12)が紀伊半島沖で5月31日~6月1日に行なった観測で,黒潮の流れがもっとも強い「流軸」は東経136度上では北緯33度,東経137度上では北緯32度30分付近にあり,大蛇行となる「東経136~140度の間で,黒潮が北緯32度より南に大きく蛇行した状態」にはあてはまらなかった。 また,気象庁の観測でも4月以降,潮岬で黒潮が接岸する傾向が確認されず,向こう1カ月は一時的な蛇行は予想されるものの,大蛇行が見られない状態が継続する可能性が高いと予測している。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
横須賀保安部(第3管区)は8月30日,関東学院大学理工学部の元木誠教授や神奈川県立海洋技術科学高等学校、横須賀市と共同で、神奈川県横須賀市の海岸で「ドローンとAIを活用した次世代型密漁対策プロジェクト」の実証実験を行なった。 実験では,あらかじめAIに網やヘラを持って密漁者に見立てた海上保安官の姿などの映像を約1万2,000枚学習させたデータを使用。密漁が多発する海岸でドローンを飛行させて実験やデータ収集などを実施した。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
第50次ソマリア周辺海域派遣捜査隊(徳永省吾隊長=本庁)の8人が8月7日,本庁で帰庁報告を行なった。 2月2日から8月2日の182日間にわたって海上自衛隊の護衛艦“あさひ”に乗艦し,ソマリア沖・アデン湾で海賊行為の監視や情報収集にあたった。 ソマリア周辺海域への派遣は海賊対策の一環として,海上自衛隊の護衛艦に海上保安官が同乗するかたちで2009年3月からはじまり,今年6月末までに877回,日本籍船26隻を含む3,955隻(国土交通省調べ)の護衛を行なっている。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
海上保安庁は8月25日,令和8年(2026年)度予算の概算要求を発表した。要求総額は25年度当初予算を386億円(14パーセント)上回る3,177億円と,はじめて3,000億円を突破し過去最大となる。 新技術などを活用した広域海洋監視能力強化のため,無操縦者航空機(無人機)を4機,中型ジェット機1機を新たに導入するほか,尖閣諸島警備や老朽船の代替などで大型巡視船2隻,ヘリコプター搭載型巡視船,大型巡視艇,小型巡視艇各1隻を新造する。 また,海上保安大学校や海上保安学校の学生寮にカプセルホテルのような形でプライベート空間を確保するなど,教育訓練施設の充実も盛り込んでいる。 (海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)
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