英海軍は,BAEシステムズ傘下のマロイ・エアロノーティクスが開発したT-150クワッドコプター型無人機の一線運用を承認した。英海兵隊と英海軍の700X飛行隊が2年がかりで,開発と試験を進めてきていたもの。T-150の用途としては,武器弾薬や医薬品などの空中輸送が考えられている。ペイロードは68キロ,最大速力約100キロ,航続時間40分。 T-150は8月に来日した英空母プリンス・オブ・ウェールズPrince of Walesも搭載しており,同艦は洋上でT-150で無人空輸を試験している。(UK Defence Journal 2025/9/17)
英海軍向け31型フリゲイト搭載の戦闘システムとミッション・システムについて,メーカーのタレスが工場側の領収試験(FAT:Factory Acceptance Test)を完了したことを明らかにした。ミッション・システムのFATは4月,TACTICOS指揮管制システムを含む戦闘システムのFATは6月に完了したとのこと。(Naval News 2025/9/4)
9月22日にバロー・イン・ファーネスのBAEシステムズで,英海軍向けアステュートAstute級攻撃原潜の6番艦アガメムノンAgamemnonの就役式典が挙行された。通例では艦隊司令官が行なう就役令状の読み上げは,チャールズ3世国王によって執り行なわれた。これで同級は計画している7隻のうち6隻が出揃った。 また同日,ジョン・ヒーリー国防相を迎えて,ドレッドノートDreadnought級戦略原潜4番艦キング・ジョージ6世King George VIの鋼材切出し開始式典も行なわれた。(Royal Navy 2025/9/22,BAE Systems 2025/9/22)
ジェネラル・ダイナミクス・ミッション・システムズが米海軍から,潜水艦向けの通信ブイSTEB(Submarine Tethered Expendable Buoy)の開発・製作を9,110万ドルで受注した。実際の作業は,同社が2022年に傘下に収めたプロジェニー・システムズが担当,2030年7月に作業を完了する予定となっている。 通信ブイを使用することで,潜航中の潜水艦が現在より高速なデータ通信を行なえるようになり,よりネットワークと緊密に接続できることになると予想される。(General Dynamics Mission Systems 2025/9/25)
L3ハリス・テクノロジーズのスペース&エアボーン・システムズ部門では,米海軍のMk48 Mod8長魚雷で使用する光ファイバー誘導線を開発中。これはIPLCS(Improved Post-Launch Communications System)と称するもので,現時点では設計に関する検証作業を行なうところまで作業が進んでいる。誘導線を銅線から光ファイバーに変更することで,伝送帯域は数千倍に拡大するとしている。(L3Harris Technologies 2025/9/9)
ボリンジャー造船所が米海軍海洋システム軍団(NAVSEA)から,米海兵隊向けの小型揚陸艦LSM(Medium Landing Ship)ブロック1ことマクランMcClung級について,先行調達と設計などを949万6,103ドルで受注した。(DoW Contracts 2025/9/26)
バーレーンに前方展開していた米海軍のアヴェンジャーAvenger級掃海艦のデクストラスDextrous MCM-13が9月3日,グラディエイターGladiator MCM-11が9月4日に,それぞれ退役した。続いて9月24日にセントリー Sentry MCM-3,9月25日にデヴァステイター Devastator MCM-6も退役の運びとなった。 これら4隻は退役後,外国籍の重量物運搬船をチャーターして,バーレーンのマナマからペンシルヴェニア州フィラデルフィアの保管施設に運ばれる。このため,9月にシーリフト・オブ・デラウェア(Sealift Inc. of Delaware)に760万ドルの契約が発注された。 アヴェンジャー級の後継はインディペンデンスIndependence級沿海域戦闘艦(LCS)で,その一番手は5月に現地入りしたキャンベラCanberra LCS-30,その後にサンタ・バーバラSanta Barbara LCS-32とタルサTulsa LCS-16が続いた。4隻のLCSを配備する計画だが,4隻目がどの艦になるかは分かっていない。ただし同級については,まだ対
9月27日にジェネラル・ダイナミクス傘下のバス鉄工所で,アーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦の76番艦ルイス H.ウィルソンJr. Louis H. Wilson Jr. DDG-126の進水・命名式が行なわれた。(US Navy 2025/9/26) 一方,ハンチントン・インガルのインガルス造船所で建造している同級78番艦のテッド・スティーブンスTed Stevens DDG-128は,建造所側の試験航海(ビルダーズ・トライアル)を完了した。フライトⅢに属し,AN/SPY-6(V)1レーダーを搭載する。(HII 2025/9/27)
郵船クルーズは10月3日,飛鳥Ⅲの初クリスマス・クルーズの船内演出“Timeless Christmas 華やぐ船内演出”を発表した。飛鳥Ⅲならではの特別クルーズが8コース実施される。日程は12月2〜5日「Xmas大阪発着高知クルーズ」から12月23〜26日「Xmas横浜発着四日市クルーズ」まで,いずれも4日間クルーズを大阪発,名古屋発,横浜発で行なう。船内は“ニコライ バーグマン フラワーズ&デザイン”による華やかなディスプレイがラグジュアリー空間を創出し,特別ディナーや「世界のクリスマススイーツビュッフェ」,限定パフォーミングアーツ「Dancing Illumination」が幻想的な夜を演出する。また飛鳥Ⅱは12月6日横浜発から12月24日神戸発まで6本を組んだ。いずれも3日間のショート・クルーズを横浜発,大阪発,神戸発,博多発で実施する。
商船三井さんふらわあが,昨年に続き「端っこスタンプラリー」を10月から開始した。第3弾はフェリーの利用と登山を組み合わせたもので,題して“さんふらわあ端ッコスタンプラリー第3弾 頂点スタンプラリー”。さんふらわあ4航路のうち2航路を利用し,北海道最高峰の旭岳と九州本土最高峰の中岳を訪れる企画で,船内および指定地点でスタンプを取得することで参加できる。コンプリート者全員に名前,到達番号入り最高峰到達証明書や限定ステッカーなどを贈呈し,抽選で乗船券も当たる。実施期間は10月1日から2026年9月30日まで。参加資格は中学生以上で,陸路の移動手段は問わない。スタンプラリーは2023年の商船三井フェリーとフェリーさんふらわあの事業統合を記念して始めたもので,第1弾は最北端と最南端の岬,第2弾では最東端と最西端の岬を巡る企画で実施した。
独TUIは9月29日,伊フィンカンティエーリ造船所とクルーズ客船2隻の建造契約を結んだ。就航は2031,32年を予定し,TUIとロイアル・カリビアン・グループの合弁会社TUIクルーズが運航する。この契約は去る3月に結ばれたTUI傘下の英マレラ・クルーズ向けの建造覚書に代わるもので,マレラ・クルーズの英マーケット拡大に向けた計画を,TUIクルーズの北欧マーケットでの事業に振り向けるという。建造船はマレラ向けより大型になり,フィンカンティエーリで建造が進むTUIクルーズの次世代型「InTUItionクラス」のマイン・シフ・リラックスMein Schiff Relaxなどの姉妹船となる見通し。約16万総トン,船客約4,000人で,LNGとMGO(マリンガスオイル)用の二元燃料機関を搭載する。
米プリンセス・クルーズの新造船スター・プリンセスStar Princessが9月26日,伊フィンカンテイエーリ造船所モンファルコーネ工場で引き渡された。昨年竣工した次世代型「スフィア・クラス」のサン・プリンセスSun Princessに続く2番船で,177,882総トン,船客4,300人,LNGを燃料とする。10月4日にバルセロナ発西地中海12日間クルーズでデビューし,同月下旬には大西洋を渡り,11月7日からフォート・ローダーデイルを拠点にカリブ海クルーズに就く。
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