フランス国防省は,新型SLBMのM51.3が,10月24日に実動態勢入りしたと発 表した。これは,同国海軍のル・トリオンファンLe Triomphant級戦略原潜に 搭載するM51シリーズの最新モデル。 M51.3に続くM51.4の開発も始まっており,8月28日にアリアン・グループに 対して,設計・製造契約を発注した。M51.4では,射程の延伸,命中精度と突 破能力の向上を図るとしている。(Naval News 2025/10/29など)
10月5~12日にインド西方の洋上で,英空母プリンス・オブ・ウェールズ Prince of Walesとインド空母ヴィクラントVikrantが,初の合同訓練“ Konkan-25”を実施した。対空戦,対水上戦,対潜戦の演習を実施,英空母搭 載のF-35B戦闘機やマーリンHM.2対潜ヘリコプター,インド空母搭載のMiG-29K 戦闘機,さらにP-8I哨戒機も演習に参加した。 このほか,英空母随伴艦の23型フリゲイト,リッチモンドRichmondはムンバ イに,プリンス・オブ・ウェールズはゴアに寄港した。(Naval News 2025/10/13)
セヴェロドヴィンスクのセヴマシュで11月1日に,ロシア海軍向けの特殊任 務潜水艦ハバロフスクKhabarovskが進水した。いわゆる09851型で,原子力UUV ポセイドン6基を搭載できるとされる。
米コースト・ガード向けに砕氷巡視船を建造するASC(Arctic Security Cutter)計画の大枠が確定した。総額61億ドルで11隻を建造する。このうち4 隻をフィンランドのラウマ造船所が担当するため,アメリカとフィンランドは 10月9日に了解覚書を取り交わした。 この件では,カナダのシースパン造船所とフィンランドのアケル・アークテ ィック・テクノロジーも参画する。ASCは両社が開発したMPI(Multi-Purpose Icebreaker)をベースとする計画で,ラウマ造船所で4隻,アメリカのテキサ ス州ガルヴェストンに所在するデヴィ・ディフェンスで3隻,そしてルイジア ナ州ロックポートのボリンジャー造船所で4隻を建造する計画。(Breaking Defense 2025/10/9,USNI News 2025/10/9)
ロッキード・マーチンは10月29日に,セイルドローン社のサーベイヤー (Surveyor)USVを武装化して2026年に実射試験を実施すると発表した。ま た,セイルドローンに対して5,000万ドルの出資を決めた。両社の協業によ り,艦隊の防御や,水中監視,偵察,攻撃といった任務を具現化できるとして いる。 サーベイヤーUSVに搭載するのは,管制システムとAGM-179 JAGM(Joint Air-to-Ground Missile)空対地ミサイル用の発射機,JQL(JAGM Quad Launcher)。(Lockheed Martin 2025/10/29)
クラトス・ディフェンス&セキュリティ・ソリューションズが米海軍から, AN/SPY-1レーダーを維持管理・近代化するための契約を受注したことを明らか にした。計画名称は“Project Anaconda”といい,全体では1億7,500万ドルの 案件となる見込み。このうち,まずフェーズ1分の契約を受注したところ。 これは,AN/SPY-1レーダーの運用が2065年頃まで続くと見込まれることか ら,長期の維持管理が可能な体制を構築するのが目的。そこでクラトスは,イ ンディアナ州クレーンにある米海軍水上戦センター・クレーン部門の近隣に, 面積155,000平方フィートの新施設IRIC(Indiana Radar Integration Complex)を開設,2027年に実働可能とする。このIRICの開設に加えて,送信 機,シグナル・プロセッサー,アンテナ・サブシステムを対象とする補修整備 ・近代化改修を行なう能力の初期段階実装,デジタル・エンジニアリングや人 工知能(AI:Artificial Intelligence)によるデータ管理などといったタス
ハンチントン・インガルス(HII),ウッズ・ホール海洋研究所(WHOI: Woods Hole Oceanographic Institution),米海軍水中戦センター(NUWC: Naval Undersea Warfare Center)ニューポート部門の3者は,ニューヨーク 州セネカレイクで,REMUS 620 UUVをヴァージニアVirginia級攻撃原潜の魚雷 発射管から発進・回収する試験を成功裏に実施した。これに先立ち,兵装ハン ドリング・魚雷発射システムSAFECAPとREMUS 620との互換性検証を実施してい た。 なお英海軍でも同様に,アスチュートAstute級攻撃原潜の魚雷発射管を用い てUUVの発進・回収を実施する“Project Scylla”という計画を進めている。 こちらは,2026~27年度の初度運用能力(IOC:Initial Operational Capability)達成を目指している。2024年12月に最初の洋上試験を実施,続い て2025年5月に攻撃原潜アスチュートを用いて2
○ハンチントン・インガルス(HII)のニューポート・ニューズ造船所で建造 しているヴァージニアVirginia級攻撃原潜の25番艦マサチューセッツ Massachusetts SSN-798が,最初の試験航海を成功裏に完了した。(HII 2025/10/7) ○HIIのインガルス造船所で建造しているアーレイ・バークArleigh Burke級駆 逐艦の78番艦テッド・スティーブンスTed Stevens DDG-128が,建造所側での 2度目の試験航海を9月末に実施した。(HII 2025/10/24) ○ゼネラル・ダイナミクス傘下エレクトリック・ボート造船所(GDEB)のフィ ービー・ノヴァコヴィックCEOが,第3四半期の業績発表に際して,米海軍の 新型戦略原潜ディストリクト・オブ・コロンビアDistrict of Columbia SSBN-826の工程進捗率が60パーセントに達したことを明らかにした。同艦を構 成する主要モジュールは年内に,すべてグロトンの本工場に到着する予定だと している。(USNI News 2025/
ハンチントン・インガルス(HII)の次世代中型UUV(MUUV:Medium Unmanned Underwater Vehicle)REMUS 620に,タレス製の合成開口ソナー(SAS:Synthetic Aperture Sonar)SAMDIS1 600を搭載,システム・インテグレーションとフィールド試験を成功裏に実施したとの発表があった。想定用途として,機雷の捜索・識別・ソナー画像の収集や,海底インフラの保護を挙げている。(Thales 2025/9/9) また,HIIのREMUSシリーズUUVを潜水艦の魚雷発射管から発進・回収できるようにする目的で,潜水艦用の兵装ハンドリング・システム(WHLS:Weapon Handling and Launch System)を手掛けているバブコックと協業する話が決まった。(HII 2025/9/11) このほか,HIIはUSVの分野も手掛けており,モジュラー設計で人工知能(AI)を活用すると謳う新型USVのROMULUSを発表した。
MDAスペースがカナダ海軍から,ISTAR(Intelligence,Surveillance,Target Acquisition and Reconnaissance,情報収集・監視・目標捕捉・偵察)用途で使用する無人機6システムを受注した。これはカナダ海軍のハリファックスHalifax級フリゲイトに搭載するためのもので,確定発注分が2システム,3,900万ドル,さらにオプション契約分が4システムという内訳。2028年に初度運用能力(IOC:Initial Operational Capability)を達成する予定。(SpaceWar 2025/8/6) 一方,シンガポール海軍はLMV(Littoral Mission Vessel)ことインディペンデンスIndependence級に,VTOL型無人機Veloce 60(V60)の搭載を開始した。監視能力の強化が狙い。 なお,サーブとSTエンジニアリングが組んで,インディペンデンス級をベースとする小型戦闘艦をエストニアに提案すると報じられている。(Jane's 2025/9/
アルゼンチン海軍で,多用途フリゲイトの調達計画が動き始めている。これは,すでに非可動状態または用途廃止になっている水上戦闘艦2隻の後継を求めているもの。候補として,デンマークで近代化改修の計画が頓挫したイーヴァル・ヒュイトフェルトIver Huitfeldt級,イタリアのマエストラーレMaestrale級,ノルウェーのフリチョフ・ナンセンFridtjof Nansen級といったあたりの名前が取り沙汰されている。 代替対象は,まずヘラクレス Hercules。これは英42型駆逐艦の同型艦を1976年に取得したものだが,2000年代に入ってからミサイル兵装を降ろすとともに格納庫を拡大して,兵員238名を載せる輸送艦に転用した。しかし現在は,機関が使えないため非可動働状態にある。 もう1隻はエロイナHéroinaで,これはMEKO 360型を導入したアルミランテ・ブラウンAlmirante Brown級4隻のうち3番艦。搭載機器の不具合で可動できなくなっている。2010年に当該機器をイギリスに送って修理しようとしたが,イギリス側が輸出許可を差し止めたために頓挫した。なお,アルミランテ・ブ
オーストラリア海軍は2022年から,同国の研究開発部門DSTG(Defence Science and Technology Group)ならびに米アンドゥリル・インダストリーズの豪現地法人アンドゥリル・オーストラリア組んで,大型UUV(XLUUV)ゴースト・シャークGhost Sharkの開発を進めている。 このゴースト・シャークのプロジェクトが,オーストラリア海軍の正式調達プログラムに格上げされた。5年間の契約で17億豪ドルを投じて,量産・調達を実施する。用途としてISR(Intelligence,Surveillance and Reconnaissance。情報収集・監視・偵察)に加えて攻撃任務も挙げられている。(Australian DoD 2025/9/10)
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