商船三井クルーズは5月20日,三井オーシャンフジ,三井オーシャンサクラの2027年1月以降のクルーズ68本を発表した。フジは3月から4月末発までの7本で,横浜,神戸,博多を拠点に3月は九州,四国寄港の各1本,4月は瀬戸内海を巡る3本,4月中旬からゴールデンウイークには日本一周を2本続けて行なう。サクラは1月から9月末発までの61本を発表し,このうち36本が1〜3泊の気軽なショート・クルーズや週末を絡めた日程になっている。寄港地に1泊停泊してユニークな体験ができる「プレミアム・クルーズ」,好評の「飛んでクルーズ沖縄」や「世界遺産 小笠原クルーズ」など,人気コースも複数組んだ多彩な設定になっている。 (写真:商船三井クルーズ)
郵船クルーズは5月21日,飛鳥クルーズ就航35周年を記念した「2027年パシフィック・ディスカバリークルーズ」の実施を発表した。今年実施した飛鳥Ⅲディスカバリークルーズの第2弾で,「ベストシーズンの太平洋をめぐる22日間」のクルーズ。スケジュールは2月16日に横浜,17日に神戸を出港し,台湾,パラオ,グアム,父島を巡り横浜,神戸に戻る。料金は2人1室利用で1人179万円から。寄港地での歴史や文化,雄大な自然との出会い,シェフの落合務氏,歌手の伊藤ゆかり氏など多彩なゲストによるプログラムも組まれている。 (写真:郵船クルーズ)
松山~広島航路に5月24日,瀬戸内海汽船の新造高速船AIVINTが就航した。既存のスーパージェット道後と宮島(189総トン,1993,94年竣工)の代替で,瀬戸内クラフトで建造。シーパセオを手掛けたGK デザイン総研広島が,「新しい風」をテーマに外装や内装,船名ロゴデザインを担当した。昨年12月に一足先に就航した石崎汽船のシーマックスは準同型船である。一般公募された船名は,旧国名「安芸」と「伊予」の頭文字「AI」と,ドイツ語の「風」(Vint)を組み合わせた。独フォイト社製「リニアジェット」推進器の採用で,高速性能と騒音/振動低減,燃費削減を実現した。110総トン,全長31.5メートル,全幅7.0メートル,深さ2.6メートル,主機MTU 12V2000M72型ディーゼル2基,2軸,航海速力28ノット,船客定員94名,船員5名。 (写真:
ヴァイキング・オーシャン・クルーズの新造船ヴァイキング・ミラViking Miraが,フィンカンティエーリ造船所アンコナ工場で5月26日に竣工し,6月1日にヴェネチアで命名式を行なった。53,769総トン,船客998人で,ヴァイキング・スターViking Starから数えて13隻目の外洋クルーズ客船となった。これに先立つ3月19日には,同じアンコナで14番船ヴァイキング・リブラViking Libraが世界初の水素燃料エンジン搭載のハイブリッド型客船として進水した。液化水素と燃料電池を使用した推進システムを採用し,ゼロエミッション運航が可能となる。引渡しは来たる11月を予定している。 (写真:FINCANTIEI)
商船やいま(石垣市)の石垣島と台湾を結ぶカーフェリー“やいま丸”の定期運航が5月28日から開始された。満員の乗客を乗せて基隆港を出港し,29日に石垣港に到着した。出港前に中山義隆石垣市長なども参加して就航式典が開かれ,石垣到着後もセレモニーを行なった。6月まで基隆発木曜23時,石垣着翌8時,石垣発日曜21時,基隆着翌8時で週1往復し,7月からは2往復とする予定で,秋頃から貨物の取り扱いも始める計画。事業は商船やいまが手掛け,運航は台湾の物流大手ワゴングループに委託している。“やいま丸” は21,688総トン,船客545人,コンテナ180TEU相当積載。1997年ブルーハイウェイライン(現商船三井さんふらわあ)の“さんふらわあ くろしお”として竣工。2002年から韓国のパンスター・ドリームPanstar Dreamとして2025年まで日韓航路に就航した。現在の船籍はパナマ。石垣島〜台湾の旅客定期航路は有村産業の運航停止以来18年振りの再開であった。 (写真:石垣市)
オランダのオーシャンワイド・エクスペディションが運航する探検クルーズ船ホンディウスHondius(6,603総トン,船客定員170名,2019年竣工。写真)で,ネズミなどの齧歯(げっし)動物が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生し死者が出た。同船はアルゼンチンのウシュアイアを4月1日に出航し,トリスタン・ダ・クーニャ,セントヘレナなどを経て5月4日カーボ・ヴェルデに到着。この間4月11日に70歳の男性が死亡,セントヘレナで下船したその夫人(69)も南アへ移動後に発症し死亡,5月2日には船内で3人目の死者が出た。セントヘレナで下船した約30人のほか,症状のある数名が下船(他島を含む)した以外,カーボ・ヴェルデで乗客は下船せず,船はカナリア諸島テネリフェ島へ向かい,入港後の11日までに残りの乗客全員と一部乗員の計122人が下船した。感染疑いのある者や発症者・接触者などは下船後各地の医療機関などで隔離観察・治療を受けた。世界保健機関(WHO)によると感染確認は計13人で,うち死亡者は3人。ホンディウスはテネリフェ島を出て18日にロッテルダムに到着,残りの乗員と医療スタッフの下船後,船内清掃
アメリカとイスラエルは2月28日,イランへの攻撃を開始したと発表。イランは報復ミサイル攻撃などを行ない,中東各国に被害が出たほか,イラン革命防衛隊(IRGC)が全船舶にホルムズ海峡通航禁止を通告,5日にはアメリカやイスラエル,欧州など西側同盟国の船舶に対し封鎖を宣言した。事態を受けて日本船主協会(JSA)は3月1日,長澤仁志会長(日本郵船会長)を本部長とする「海上安全等対策本部」を設置。日本郵船はじめ邦船大手は,ペルシャ湾水域に配船している資源輸送船(原油タンカー,LNG船など),自動車船などのホルムズ海峡通航を見合わせ,湾内残留船を安全な場所に避難させた。JSAによると日本関係船はペルシャ湾内に45隻,オマーン湾で4隻が身動き不能状態となっている(4日時点)。欧米などのコンテナ船社は中近東向けコンテナの受付けを停止し,同海峡の通航を停止。海峡周辺の滞留コンテナ船は約100隻に上っている。3月4日までにペルシャ湾内や同海峡周辺などで,米国船籍のタンカー,ステナ・インぺラティブStena Imperative(49,777重量トン。写真)など少なくとも商船6隻の攻撃と船員の死傷者が報告さ
2021年に「タイタニック」を発売したブロック玩具大手レゴ®は,このほど新たにマースクのメタノール二元燃料コンテナ船エーネ・マースクを,タイタニックと同じ200分の1スケールの組立てブロックで再現した(3月1日発売)。ブリッジ部が開いて乗員室が見えるほか,エンジンルームには透明パーツの窓でディテールをチェック,スライド式舷梯,組立て式コンテナ,情報プレートなどのアクセサリーも充実している。1,513ピースで,サイズ(約)は長さ60センチ,高さ18センチ,幅12センチ(スタンド込み)。税込定価22,980円。マースクと同じデンマークに本拠を置くレゴグループでは,2014年に「マースクライン トリプルE」も発売している。 (LEGO)
郵船クルーズの飛鳥Ⅱ(50,444総トン,船客872人)が2月26日,就航20年を迎えた。本船はクリスタル・クルーズのクリスタル・ハーモニーCrystal Harmonyとして三菱重工長崎造船所で建造され,1990年に竣工。その後引退した初代飛鳥(現アマデアAmadea)の代船として2006年に郵船クルーズへ移り,日本向けの改装を経て同年2月26日,横浜港大桟橋で命名式・就航記念セレモニーを行なってデビューした。去る1月15日~2月19日に実施された「就航20周年記念〜2026年アジアグランドクルーズ」では,記念のアニバーサリー・ディナーの提供などが行なわれた。 (郵船クルーズ)
小型探検クルーズ船エクスプロリス・ワンExploris One(6,130総トン,船客132人,1989年竣工。元シルバー・エクスプローラーSilver Explorer)が,2027年5月からニュージーランドのヘリテージ・エクスペディションのヘリテージ・ディスカヴァラーHeritage Discovererとして再就航する。仏エクスプロリス・エクスペディションズ&クルーズが昨年9月まで運航したが,同社の精算手続きの一環で1月30日に競売にかけられ,450万ユーロで落札されたと報じられた。落札したのは独ノルディック・ハンブルク・グループで,ヘリテージ・エクスペディションおよびポーラー・ラティチュード・エクスペディションと業務関係がある。南極圏クルーズの一部はポーラー・ラティチュードが運航するとされる。 (HERITAGE EXPEDITIONS)
伊フィンカンティエーリ造船所は2月25日,アンコナ工場で建造していた米フォー・シーズンズ・ヨット向けのフォー・シーズンズⅠFour Seasons I を,共同船主兼運航船社の米マーク・ヘンリー・クルーズ・ホールディングス(MHCH)に引き渡した。カナダに本拠を置くフォーシーズンズ・ホテルズ&リゾーツとMHCHが立ち上げたウルトラ・ラグジュアリー・クルーズ・ブランドの1番船で,35,070総トン,全長207.0メートル,幅27.7メートル,客室は95室で全室がレジデンス・スタイルのスイート仕様となっている。3月20日にマラガ発の地中海クルーズでデビューし,秋にはカリブ海へ配船される。続いて2番船のフォー・シーズンズⅡが建造中で,2027年末に竣工を予定している。 (FINCANTIERI)
シンガポールを拠点とする洋上停泊型客船ワールド・レガシーWorld Legacyで火災が発生した。報道によれば火災は2月20日午前4時頃ラウンジで発生し,消防隊が消火・救助活動にあたったが乗組員1人が死亡,少なくとも乗客4人が負傷した。当日の乗客数は271人,乗組員は388人と伝えられている。同船は1982年に独オラウ・ラインのカーフェリー,オラウ・ブリタニアOlau Britanniaとして竣工し,複数船社を経て2015年から伊モビー・ラインのモビー・ザザMoby Zaza(22,161総トン,船客1,350人)として稼働。昨年3月に売却後,改装されて去る12月からワールド・レガシーとして就航したばかりだった。船主はシンガポール拠点のドラゴン1とされ,傘下のワールド・クルーズが運航している。洋上に停泊し,船内で飲食やショーを楽しむスタイルで,シンガポール,マレーシアからのフェリーで行き来する。画像は消防船などが接舷した事故時の同船。 (MPA OF SINGAPORE)
Showing 12 of 1940 total posts