ドイツ連邦軍の調達部門であるBAAINBw(Bundesamt für Ausrüstung, Informationstechnik und Nutzung der Bundeswehr)が7月9日に,ドイツ海軍向けの艦載型高出力レーザー兵器開発に関する契約を締結した。契約額は数億ユーロ規模で,2029年の実用化を見込む。担当はラインメタルとMBDAで構成する企業連合ARGE HEL (ARGE=Arbeitsgemeinschaft)。(Rheinmetall 2026/7/9,MBDA 2026/7/9)
ドイツ連邦軍は6月24日に,海軍向けの新型汎用フリゲイトF126型ことニーダーザクセンNiedersachsen級の計画中止を発表した。同級は当初に4隻の建造を計画,2024年末に2隻の追加が決まっていた。 本級はオランダのダーメン・グループを主契約社として,ドイツ国内で建造を実施する計画だったが,コスト上昇やスケジュール遅延などの問題に直面していた。なお,1番艦は2024年6月3日にペーネ造船所で起工式を実施しているが,この艦の処遇は不明。 代わりとして,MEKO型フリゲイトのA-200型をF128型として調達する話が取り沙汰されていたが,7月9日に議会が計画実施を承認した。まず4隻を63億ユーロ(71億ドル)で取得するほか,4隻・53億ユーロのオプション契約を設定する。これでも,F126型6隻の180億ユーロよりは安いと説明されている。ただし,この調達には「遅延や経費上昇が発生した時には速やかに報告する」「F126型の中止で仕事を失ったサプライヤーを活用する」などの付帯条件が課せられた。 その後の7月16日にサーブが,ドイツ海軍向けMEKO A-200 DEU型4隻に搭載す
ネーバル・グループは6月24日に,フランス海軍向けシュフランSuffren級攻撃原潜の4番艦ド・グラース De Grasse(S636)を,仏国防調達総局(DGA:Direction Générale pour l'Armement)に納入した。2020年に納入したネームシップ,2023年に納入したデュゲイ・トルーアンDuguay-Trouin,2024年に納入したトゥールヴィルTourvilleに続くもの。残るリュビRubisとカサビアンカCasabiancaは,2030年までに納入の予定。水上排水量4,700トン,水中排水量5,200トン,全長99メートル,船殼直径8.8メートル,乗組員65名。(Naval News 2026/6/26)
オランダとイギリスが7月7日に,新型揚陸艦ATS(Amphibious Transport Ship)を4隻ずつ,共同で建造・調達するとの合意をまとめた。現時点で想定しているスペックは,排水量15,000トン,全長160メートル。全通飛行甲板を持ち,揚陸艇のためのウエル・ドックも備える構想だと伝えられている。(Jane's 2026/7/15)
米中央軍(USCENTCOM)は7月12日に,サロニック・テクノロジーズ製コルセア自爆USVを3隻用いて,イランのバンダル・アッバースにある艦艇造修施設を攻撃した。これは,米軍が自爆USVを実戦で使用した最初の事例。コルセアは全長24フィート,航続距離1,000浬超,ペイロード1,000ポンド,速力35ノットのスペックを持つ。(DefenseNews 2026/7/14)
○米海軍は6月9日に,ジョン・ルイスJohn Lewis級給油艦の6番艦ソジャーナ・トゥルースSojourner Truth T-AO-210を領収した。建造所はジェネラル・ダイナミクス傘下のナショナル・スチール&シップビルディング(NASSCO)。また,同級9番艦ハリエット・タブマンHarriet Tubman T-AO-213の起工式が,6月19日にNASSCOで行なわれた。続いて7月8日に,同級11番艦ジョシュア L.ゴールドバーグJoshua L. Goldberg T-AO-215で使用する鋼材の切出しが,7月22日に同級10番艦ドロレス・ウェルタDolores Huerta T-AO-214で使用するブロックの据え付けが,それぞれスタートした。(US Navy 2026/6/9,GD NASSCO 2026/6/19,同2026/7/8,
米海軍では,艦艇を初めとする各種装備品の調達・維持管理・即応体制確保を担当する新しい組織体制への改編を進めている。その中核となるのがPAE(Portfolio Acquisition Executive)。従来は個別の装備ごとに担当組織を置く縦割り構造だったが,PAEは分野ごとに分かれる,より大きな,包括的な単位。個別のシステムやサブシステムではなく,それらの組合せによる「能力の実現」に責任を持つ。それとともに契約の権限も持たせることで,能力ポートフォリオに関わる権限を集中させる。 このうち,空母,水上戦闘艦,揚陸艦,補助艦の建造と維持管理・即応体制維持を所掌するPAE Maritimeが,初度運用能力(IOC:Initial Operational Capability)を達成した。このほか,以下のPAEを設立している。 ○PAE Aviation:航空戦力を所掌。 ○PAE Mission Systems:各種戦闘システムを所掌。 ○PAE Undersea:潜水艦を所掌。 ○PAE Strategic Systems Programs:UGM-133トライデントⅡ(D5)弾道ミ
ハンチントン・インガルスのインガルス造船所で6月29日に,アーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦の87番艦ジョンF.レーマンJohn F. Lehman DDG-137の鋼材切出しが始まった。同級フライトⅢでは7隻目となる。また,同級81番艦ジョージ M.ニールGeorge M. Neal DDG-131の命名式が,7月11日にインガルス造船所で行なわれた。(HII 2026/7/1,DoD 2026/7/10) 同社は2023年以来,分散建造構想(distributed shipbuilding initiative)と題して,船殼ブロックの製作にパートナー企業を参画させる取り組みを進めている。まず,同級85番艦タッド・コクランThad Cochran DDG-135で使用する船殼ブロック3ユニットを受領した。これはパートナー企業のガルフ・カッパー(Gulf Copper)と,イースタン・シップビルディング(Eastern
米海軍はジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート(GDEB)と,ハンチントン・インガルス(HII)のニューポート・ニューズ部門(NNS)に対して,原潜14隻の一括発注を実施した。このうちディストリクト・オブ・コロンビアDistrict of Columbia級戦略原潜はSSBN-828~832の5隻で,ビルドⅡというグループ分け。ヴァージニアVirginia級攻撃原潜はSSN-814~822の9隻で,ブロックⅥというグループ分け。総額766億ドルで。このうち戦略原潜の分が295億ドル,攻撃原潜の分が421億ドル。このほか,HIIとGDEBの作業環境改善に50億ドルを投じる。(DoD Contracts 2026/7/29,HII 2026/7/29,USNI News 2026/7/29)
2026年8月29日~9月10日、グアム島周辺海空域で米海軍主催多国間共同訓練(パシフィック・ヴァンガード26)が実施され、海上自衛隊もこれに参加した。写真は訓練中の情景。参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“ふゆづき”、潜水艦 、米 海軍が貨物弾薬補給艦チャールズ・ドリュー、潜水艦、P-8A対潜哨戒機 、オーストラリア海軍が駆逐艦シドニー、カナダ海軍 がフリゲイトのレジャイナ、韓国海軍が駆逐艦カン・ガムチャン、ニュージーランド空軍がP-8A対潜哨戒機。
2026年9月8日、海上自衛隊と海上保安庁が北海道西方海域で共同訓練を実施した。参加艦船等は護衛艦“あがの”、巡視船“しれとこ”“さろべつ”MA727固定翼機。写真は訓練中の一葉で、重要施設等に向かう不審船を想定した共同追尾・監視訓練などが行なわれた。
2026年8月20日、海上自衛隊横須賀基地にカナダ海軍フリゲイトのレジャイナ、オタワ、同補給艦アステリクスの3隻が寄港した。写真は出港後の同24~28日に実施された海上自衛隊とカナダ海軍との共同訓練の情景。
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